AI検索での表示を確認する方法|見えるもの、見えないもの

「AI検索での順位を知りたい」「測る方法がないと言われた!」と困っていませんか?
解説の多くは「AI検索は測れない」で止まっていますが、2026年に入って状況は変わりました。
この記事では、Search Consoleで見えることと、見えないこと、確かめ方を解説します。
AI検索での見え方を知りたい方が、どこまで数字で分かるかを判断できるようになります。
AI検索の確認は、順位ではなく表示回数で考える

まず前提をそろえます。AI検索の回答には、順位がありません。情報源として引用されるか、されないかのどちらかです。
通常の検索なら、1位から順に並ぶ掲載順位が目安です。AI検索では、出典に入ったかどうかだけが結果になります。数え方が違う以上、確かめ方も変えなければなりません。この違いを押さえないと、測れないものを探し続けることになります。
数えるのは、表示された回数
順位を追う代わりに、AI機能の中に自社のページが何回表示されたかを数えます。どのページが、どの国の、どの端末で表示されたかも手がかりになります。
「AI検索での順位」という言葉は、通常の検索の考え方を持ち込んだものです。順位を測る道具を探しても見つからないのは、そもそも順位がないからです。何を数えるかを決め直すところから始めてください。
確かめる手段は2つある
確かめる手段は、大きく分けて2つです。公式のレポートを見る方法と、自分で質問して出典を見る方法があります。
Googleの検索については、Search Consoleに専用のレポートができました。ChatGPTやPerplexityには、同じようなレポートがありません。そのため、自分で質問して確かめる方法が中心です。2つを組み合わせると、見え方の全体がつかめます。
Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポート

2026年6月3日、Googleは生成AIパフォーマンスレポートの追加を発表しました。AIによる概要やAIモードなど、検索の生成AI機能での表示を分けて見られるレポートです。
はじめは一部のサイトだけで始まり、2026年8月31日に世界中のすべてのサイトへ広がりました。Discoverの生成AI機能にも、別のレポートが用意されています。まだ開いていないなら、Search Consoleの検索パフォーマンスの項目から確かめてください。
見られる5つの項目
このレポートで見られるのは、次の5つです。どのページがAI機能に出ているかが、初めて数字で分かるようになりました。
| 項目 | 分かること |
|---|---|
| 表示回数 | 生成AI機能に自社のページが表示された回数 |
| ページ | どのURLが表示されたか |
| 国 | どの国で表示されたか |
| デバイス | パソコン、スマホなど、どの端末で見られたか |
| 日付 | 時間、日、週、月ごとの推移 |
表示回数が多いページは、AIに引用されやすい書き方になっている手がかりです。逆に、表示の少ないページは見直しの候補になります。書き方を見比べて、ほかの記事に生かしてください。
通常のレポートにも含まれている
新しいレポートができても、通常の検索パフォーマンスの数字は変わりません。AI機能での表示は、これまでどおり通常のレポートにも含まれています。
増えたのは、その中の一部を分けて見る窓です。通常のレポートの数字から新しいレポートの数字を引いても、AI以外の数字にはなりません。2つは別々の数字として見比べ、引き算には使わないでください。
生成AIパフォーマンスレポートで見えない2つのこと

このレポートで分からないことが、2つあります。どの検索語で表示されたかと、クリックされたかです。
2026年10月の時点で、検索語とクリックの数はレポートに含まれていません。Googleは、役立つ指標を今後追加していく考えを示しています。今は、見え方の半分だけが数字で分かる段階です。足りない半分は、別の手段で補います。
① 検索語が見えない
表示回数が増えても、どの検索語で増えたかが分かりません。記事を直した効果を、検索語の単位で切り分けられないということです。
通常の検索パフォーマンスでは検索語が見られるため、この差は大きくなります。どの語で引用されているかは、今も自分で検索して確かめる必要があります。狙っている語を5つほど決めて、定期的に検索してください。
② クリックが見えない
AI検索では、回答を読んで用が済む人も少なくありません。表示されても、サイトには来ない場合があります。
表示回数が増えたからといって、流入が増えたとは限りません。流入を知りたいなら、アクセス解析の側もあわせて見てください。表示回数と流入の両方が増えている記事が、本当に役立っている記事です。片方だけを見て、良し悪しを決めないでください。
AI機能から外す設定もある

Search Consoleには、サイトを検索の生成AI機能から外す設定もあります。通常の検索結果には出したいが、AI機能には出したくない場合に使うものです。
この設定は、2026年8月31日にすべてのサイトで使えるようになりました。ただし、外せばAI機能での表示も流入もなくなります。何のために外すのかを決めてから使ってください。
外す前に考えること
記事を読んでもらうことが目的なら、外さないのが基本です。AI機能から外れると、そこで自社を知ってもらう機会も失います。
外すのを考えるのは、有料の内容や会員向けの情報を守りたい場合などに限られます。外したあとは、生成AIパフォーマンスレポートの表示回数がゼロに近づいていくかを確かめてください。設定がきちんと効いているかの確認にもなります。
学習の停止とは別の設定
AI機能から外す設定と、AIの学習に使われないようにする設定は、別のものです。学習の停止は、robots.txtでGoogle-Extendedを拒否する形で行います。
2つを混同すると、目的と違う設定をしかねません。学習だけを止めたいのに、AI機能から外す設定を使うと、検索のAI機能での表示まで失います。何を止めたいのかを、先に言葉にしておいてください。
- 参考:検索の生成 AI 設定
Google以外のAI検索での表示を確認する方法

ChatGPTやPerplexityには、公式のレポートがありません(2026年10月時点)。自分で質問して確かめる方法が中心になります。
手間はかかりますが、やり方を決めれば続けられます。全部を追うと続かないため、質問は5つほどに絞るのが現実的です。選ぶのは、問い合わせにつながる質問にしてください。
条件をそろえて、記録する
同じ端末、同じ時間帯、ログインしていない状態で質問します。条件がそろっていないと、変化なのか揺れなのかを判断できません。時間帯がずれるだけでも、答えが変わることがあります。
- 日付
- 質問した文
- 出典に自社が入っていたか
- 記事を直した日
この4つを表に残します。1回の結果では判断できないため、3か月ほど続けて傾向を見てください。
Bingの検索は、Bing Webmaster Toolsで見る
Bingの管理ツールには、2026年2月にAI Performanceが加わりました。CopilotなどのAI機能で、自社のページが引用された回数や、引用されたページを見られます。公開プレビューという、試験的な提供の形です。
Googleのレポートと同じく、クリックの数は見られません。Bingの検索結果はCopilotの回答にも使われるため、登録しておく価値があります。Search Consoleとあわせて、月に1度は開いてください。
仕様は変わり続ける
この分野は動きが速く、書かれた時期によって中身が変わります。当サイトでも、公開した記事に古い記述が残っていたことがあります。
「AIによる概要には専用のレポートがない」と書いた記事を、公開の数日後に直しました。書いた時点で、2か月半前に発表されていた内容を確かめずに書いていたのです。解説を読むときは、書かれた日付を先に見てください。
- 参考:Introducing AI Performance in Bing Webmaster Tools Public Preview
- 関連記事:Perplexity対策|2種類のクローラーと、Googleとの違い
AI検索での表示の確認に関するよくある質問
生成AIパフォーマンスレポートが見当たりません
2026年8月31日に、すべてのサイトへ提供が広がっています。Search Consoleの検索パフォーマンスの項目を確かめてください。
表示回数がゼロのままなら、まだ一度も表示されていない可能性があります。AI機能から外す設定になっていないかも見てください。設定を確かめたうえで、記事の書き方を見直してください。公開して間もないサイトでは、数字が出るまで時間がかかることもあります。
AI検索での順位を上げるツールはありますか
AI検索には順位がないため、順位を上げるという考え方自体が合いません。目指すのは、出典として引用されることです。
基本は、見出しのすぐ下で答える、出どころを書く、日付を書く、の3つです。順位を保証するという道具や業者には気をつけてください。結果は、レポートの表示回数で確かめます。書き方を直したら、1か月ほどあけて数字を見比べてください。
表示回数が増えれば、流入も増えますか
必ずしも増えません。AI検索は回答の中で用が済むことが多く、表示と訪問は別の数字です。
流入を知りたいなら、アクセス解析をあわせて見てください。表示回数が増えているのに流入が増えない記事は、回答だけで用が足りている可能性があります。記事の中に、回答だけでは得られない具体例や手順を足すと、訪問につながりやすくなります。
Search Consoleで過去の分まで見られますか
レポートで見られる期間は、Search Consoleの画面で確かめてください。新しいレポートのため、通常の検索パフォーマンスほど長い期間は見られない場合があります。
過去と比べたいなら、今日から記録を残し始めるのが確実です。月に1度、表示回数の多いページを書き出しておきます。記事を直した日も添えておくと、あとで効果を見比べられます。
ChatGPTでの表示も、Search Consoleで見られますか
見られません。Search Consoleで見られるのは、Googleの検索とDiscoverでの表示です。
ChatGPTやPerplexityでの表示は、自分で質問して確かめます。Bingの検索のAI機能は、Bing Webmaster Toolsで引用の回数を見られます。それぞれ見られる範囲が違うため、道具ごとに分けて記録してください。
まとめ
AI検索には順位がなく、確かめるのは引用されて表示された回数です。Googleの検索なら、生成AIパフォーマンスレポートで表示を見られます。
ただし、検索語とクリックはまだ見られません。検索語は自分で検索して、流入はアクセス解析で確かめます。ChatGPTやPerplexityは、同じ質問を同じ条件で月に1度聞いて記録してください。
まずはSearch Consoleで、表示回数の多いページを確かめてください。