記事リライトのやり方|直す順番と、触ってはいけない部分

「どの記事を直せばいいの?」「直したら逆に順位が下がった!」と悩んでいませんか?
リライトは、直す記事を選び間違えると、時間だけが過ぎていきます。
この記事では、直す記事の選び方、順位で変わる直す場所、触らない部分、効果の確かめ方を解説します。
公開済みの記事を良くしたい方が、順位を落とさずに手を入れるための手順です。
リライトは、どの記事を直すかで成果が決まる

リライトで最初にやるのは、直す記事を1本に絞ることです。すべての記事を見直そうとすると、どれも中途半端な直しで終わります。
| 条件 | 確かめる場所 | 満たさないとき |
|---|---|---|
| 公開から数週間以上たっている | 公開日 | 評価が定まるのを待つ |
| 検索結果に表示されている | 検索パフォーマンスの表示回数 | 登録や語の選び方を先に確かめる |
| 1ページ目に近い順位にある | 検索パフォーマンスの平均掲載順位 | 優先する順番を下げる |
3つを満たす記事から順に、1本ずつ手を入れてください。
公開して間もない記事は待つ
公開して間もない記事は、評価が定まっていません。順位が上下している段階で書き換えると、動いた理由が直しのせいか、自然な変化かを区別できなくなります。
Googleも、変更の効果は数週間待ってから確かめるよう勧めています。その間は、新しい記事を書くほうに時間を使ってください。
待つ期間は、公開日を記録しておくと迷わずに済みます。
表示されていない記事は、先に原因を探す
検索結果に一度も表示されていない記事は、リライトの前に確かめることがあります。インデックスに登録されているかと、そもそも探されている語かどうかです。
表示回数が0のままなら、本文を書き換えても表示は始まりません。この場合は、リライトではなく、ほかの原因を探す段階です。
URL検査で登録の状態を確かめ、狙った語で実際に検索してみてください。
SELF CHECK
直したい記事は、検索パフォーマンスでどう見えますか。
診断結果
題名と説明文を見直します
本文より先に、クリック率を見てください。表示回数が多いのにクリックが少ないなら、題名と説明文に直す余地があります。
診断結果
中身を書き足します
上位10件と比べ、扱っていない論点を探してください。見出しを1つ足すだけで、1ページ目に届くことがあります。
診断結果
優先する順番を下げます
部分的な直しでは動きにくい位置です。ほかに候補がなければ、構成から作り直すか、新しい記事として書くかを決めます。
診断結果
リライトの前に原因を探します
インデックスに登録されているかをURL検査で確かめてください。登録されているなら、狙っている語が探されているかを見ます。
今の順位によって、直す場所が変わる

どこを直すかは、今の順位で変わります。同じ手間をかけるなら、1ページ目に近い記事ほど、成果につながる余地があります。
| 今の順位 | 直す場所 | 見る数字 |
|---|---|---|
| 1ページ目 | 題名と説明文 | クリック率 |
| 2ページ目から3ページ目 | 中身を書き足す | 平均掲載順位 |
| それより下 | 作り直すか新しく書く | 表示回数 |
順位は、Search Consoleの検索パフォーマンスで、記事ごとに確かめてください。
1ページ目なら、題名と説明文を見る
すでに1ページ目にある記事は、順位より先にクリック率を見ます。表示回数が多いのにクリックが少ない記事は、題名と説明文に直す余地があります。
検索結果で読者が目にするのは、題名と説明文だけです。本文をいくら直しても、クリックされなければ読まれません。
題名を直すときは、狙う語を含む前半を残し、後半の説明を変えてください。
2ページ目から3ページ目なら、中身を書き足す
1ページ目まであと少しの記事は、足りない論点を書き足すことで届くことがあります。上位10件と比べて、扱っていない論点を探してください。
見出しを1つ足す、具体例を加える、古い情報を新しくする。大きく書き直さなくても、この程度の作業で順位が動くことがあります。
足すのは、読者が知りたいのに書かれていない部分に限ります。
それより下なら、作り直すか新しく書く
大きく下にある記事は、部分的な直しでは動きにくくなります。構成から作り直すことになり、新しい記事を1本書くのと変わらない手間がかかります。
優先する順番は下げて構いません。ほかに候補がなくなってから、作り直すか、別の語で新しく書くかを決めてください。
作り直す場合も、URLは変えずに同じページの中身を入れ替えます。
リライトの前に決めておく2つ

直す記事を決めたら、すぐに本文を開かず、2つのことを決めておきます。検索意図の確かめ直しと、直す箇所を1つに絞ることです。
特に後者は、効果を判断できるかどうかに直結します。直す前に決めておけば、直したあとに迷わずに済みます。決めたことは、記録用の表に1行で書いておいてください。
この2つを決めるのにかかる時間は、本文を直す時間よりずっと短く済みます。
① 今日の検索結果で、検索意図を確かめ直す
記事を書いたときと今とでは、上位10件の顔ぶれが変わっていることがあります。検索意図そのものが変わっていることもあります。
実際に検索して、上位の記事が何を扱っているかを見てください。自分の記事とずれていれば、そのずれが順位の理由です。
上位の記事の見出しを書き出し、自分の記事の見出しと並べると、足りない論点が見えてきます。
② 直す箇所を1つに絞る
題名を変えるなら、その回は題名だけにします。見出しを足すなら、本文の書き換えは次の回に回してください。同時に複数を変えると、何が効いたか分かりません。
効率が悪く感じますが、記事が増えたときに差が出ます。記録が積み上がると、何が効くかを自分のサイトで判断できるようになります。
直す箇所が多い記事は、順番を決めて何回かに分けて直すのが確実です。
リライトで触ってはいけない3つの部分

リライトには、変えてよい部分と変えてはいけない部分があります。変えてはいけない部分に手を付けると、これまでの評価を失うことがあります。
次の3つは、記事が同じ記事であることにかかわる部分です。変えると、別の記事として扱われたり、読者の信頼を損ねたりします。直す前に、この3つに触れる予定がないかを確かめてください。
① URL
URLを変えると、転送を設定しない限り、外から張られたリンクも読者のブックマークも切れてしまいます。
どうしても変えるなら、古いURLから新しいURLへ301で転送してください。Googleは、301の転送で評価は失われないと説明しています。ただし、切り替わるまでの間は順位が揺れることもあります。変えずに済むなら、変えないのが一番です。
WordPressでは、題名を変えたときにURLまで変わる設定になっていないかも確かめます。
② 記事のテーマ
順位が上がらないからといって、狙う語を変えるのはリライトではありません。それは新しい記事です。
今その記事が評価されている検索意図から離れると、得ている順位まで失います。別の語を狙うなら、新しい記事として書いてください。
新しく書いた記事と元の記事は、内部リンクでつないでおくと読者も行き来できます。2本の役割を分けておけば、互いの評価を食い合いません。
③ 中身を変えない公開日の更新
中身をほとんど変えずに、日付だけを新しくするのはやめてください。Googleは、新鮮に見せるためだけに日付を変えることを、検索エンジン向けの作り方の例に挙げています。
読者にとっても、更新日だけ新しく中身が古い記事は、信頼を損ねます。更新日を変えるのは、実際に中身を直したときだけにしてください。小さな誤字の修正だけなら、日付を変える必要はありません。
直したあとにやること

直したら、確かめて記録するところまでがリライトです。直しっぱなしにすると、次にどこを直せばよいかが分からなくなります。
見る数字は、順位、表示回数、クリック率の3つです。順位が変わらなくても、表示回数が増えていれば前に進んでいます。比べるときは、直す前と後で同じ長さの期間を並べてください。
次の4つを順に済ませれば、直した記事の結果を次の判断に生かせます。
効果は数週間待って確かめる
Googleが記事を読み直し、評価が反映されるまでには時間がかかります。直した翌日に順位を見ても、判断の材料にはなりません。
数週間たってから、直す前と後の数字を比べてください。その間に別の箇所を直すと、どちらが効いたのか分からなくなります。
比べる日は、直した日から数えて決めておきます。確かめる日は、カレンダーに予定として入れておいてください。
下がったら元に戻す
直したあとに順位が下がったら、直しが評価を落とした可能性があります。1か所だけ直していれば、原因はその箇所です。
迷わず元に戻してください。WordPressのリビジョンの機能を使えば、直す前の状態を呼び出せます。
戻したあとも数週間は様子を見て、順位が戻るかを確かめます。戻らない場合は、直しとは別の原因も考えてください。競合の記事が新しく上がってきていないかも見ておきます。
題名を変えたら、サイト内のリンクの文言も直す
当サイトでは、記事の題名を変えたあと、ほかの記事に張っていたリンクの文言が古いまま残っていました。題名の変更は、その記事だけでは終わりません。
当サイトはリンクの文言に記事の正式な題名を使っているため、全記事を調べて置き換えています。ある記事の題名を変えたときは、13本の記事に古い文言が残っていました。
直した内容を記録する
いつ、どの記事の、どこを直したか。この3つを記録しておくと、あとから効果を確かめられます。
表計算ソフトの1枚で足ります。直した日、記事、直した箇所、直す前と後の順位と表示回数を1行ずつ書いてください。記事が増えるほど、この記録が次に直す記事を選ぶ材料になります。うまくいった直し方は、ほかの記事にも試してみてください。
記事のリライトのやり方に関するよくある質問
リライトは、どのくらいの頻度でやればいいですか
頻度より、直す記事の選び方のほうが大切です。月に1本でも、順位を見て選んでいれば効果は出ます。
すべての記事を定期的に見直す運用は、記事が増えると続きません。月に1回、検索パフォーマンスを開いて候補を1本選ぶ、という決め方のほうが現実的です。新しい記事を書く時間とのバランスも考えて決めてください。新しい記事が少ないうちは、書くほうを優先して構いません。
AIに書き直させてもいいですか
下書きをつくる用途なら使えます。言い回しを整えたり、足りない論点を洗い出したりするのにも役立ちます。
ただし、そのまま公開すると、ほかのサイトと同じような内容になりがちです。自分で確かめたことや、実際の数字を足してから公開してください。事実と違う箇所がないかも、公開の前に必ず確かめます。数字や固有名詞は、出典にあたって確かめてください。
文字数を増やせば、順位は上がりますか
上がりません。Googleは、優先される決まった文字数はないと明記しています。
増やすべきは、読者が知りたい情報であって、文字数そのものではありません。要らない説明を足すと、かえって読みにくくなります。足す前に、その段落が読者のどの疑問に答えるのかを考えてください。答えが思い浮かばない段落は、削っても困りません。
古い記事は、削除したほうがいいですか
役に立たない記事なら、削除も選べます。ただ、似た内容の記事があるなら、削除より統合のほうが評価を生かせます。
統合する場合は、残す記事に内容をまとめ、消す記事のURLから301で転送してください。外からリンクされている記事は、消す前に転送先を決めておきます。統合した記事は、URL検査から一度だけリクエストを送ってください。
リライトしたら、Googleに知らせたほうがいいですか
URL検査から、登録のリクエストを1回送っておくと、読み直してもらうきっかけになります。何度も送る必要はありません。
リクエストを送らなくても、内部リンクやサイトマップをたどって、いずれ読み直されます。送ったかどうかも記録に残しておくと、効果を比べるときに役立ちます。1日に送れる数には上限があるため、優先する記事から送ってください。
まとめ
リライトで成果を出すには、直す記事を1本に絞るところから始めます。公開から数週間以上たち、表示されていて、1ページ目に近い記事が候補です。
直す箇所は1つに絞り、URL、記事のテーマ、中身を変えない日付の更新には触れないでください。直したら数週間待って確かめ、記録を残します。
まずは検索パフォーマンスを開き、1ページ目に近い記事を1本見つけるところから始めます。