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記事リライトのやり方|直す順番と、触ってはいけない部分

記事リライトのやり方|直す順番と、触ってはいけない部分

「どの記事を直せばいい?」「直したら逆に順位が下がった!」と悩んでいませんか?

リライトは対象の選び方を間違えると、時間だけが過ぎていきます。直す場所より先に、どの記事かで決まります。

この記事では、直す記事の絞り込み方、順位帯ごとに変わる直し方、触ると評価を失う3つの部分、直したあとに効果を判断する期間と、見るべき指標までを解説します。

公開済みの記事を改善したい方が、順位を落とさずに手を入れられるようになります。

リライトは「どの記事を」で成果が決まる

公開して3か月たった記事から検索で表示されている記事、11位から30位の記事へと絞り込み、最終的に今月直す1本を決める過程を漏斗の形で示した図
絞り込みの段階を踏むと、迷う時間がなくなります

リライトで最初にやるのは、対象を1本に絞ることです。すべての記事を見直そうとすると、どれも中途半端な修正で終わります。

絞り込みの基準は3つあります。公開から3か月以上たっていること、検索結果に表示されていること、そして順位が11位から30位にあること。この3つを満たす記事が、最も少ない手間で動きます

公開から3か月は待つ

公開直後の記事は評価が定まっていません。順位が上下している段階で書き換えると、変動が施策によるものか自然なものか区別できなくなります。

目安は3か月です。それまでは新規記事を書くほうが、同じ時間で得られるものが多くなります

表示されていない記事は対象外

検索結果に一度も表示されていない記事は、リライトの前に確認することがあります。インデックスされているか、そもそも検索需要のあるキーワードかを見ます。

表示回数が0のままなら、書き換えても表示は始まりません。この場合はリライトではなく、別の原因を探す段階です

SELF CHECK

その記事は、いま何位あたりにいますか。

リライトは順位帯ごとに直す場所が変わる

11位から30位の記事が最も改善効果が大きく、10位以内はCTRの改善、51位以下は書き直しに近い作業になることを棒の長さで比べた図
同じ作業量でも、順位帯によって戻ってくる量が違います

リライトの効果は、いまの順位によって変わります。かけた時間に対して最も戻ってくるのが11位から30位の記事です。

この帯は1ページ目まであと少しの位置にあり、内容を足すだけで届くことがあります。検索エンジンからは一定の評価を受けている状態なので、土台があります。

11位から30位は内容を足す

上位10件と比べて、扱っていない論点がないかを確認します。読者が知りたいのに書かれていない部分が、順位の差になっていることが多くあります。

見出しを1つ足す、具体例を加える、古い情報を更新する。大幅な書き直しをしなくても、この程度の作業で順位が動きます

10位以内はタイトルとメタを見る

すでに1ページ目にある記事は、順位より先にクリック率を見ます。表示回数が多いのにクリックが少ない記事は、タイトルとメタディスクリプションに改善の余地があります。

検索結果に出ているのはこの2つだけです。本文をいくら直しても、クリックされなければ読まれません

51位以下は優先度を下げる

51位以下の記事は、部分的な修正では動きません。構成から作り直すことになり、新規記事を1本書くのと変わらない時間がかかります。

優先度は下げて構いません。この帯の記事に手を付けるのは、他に候補がなくなってからです

リライトの前に決めておく2つのこと

リライトの前に検索意図を確かめ直すことと、直す箇所をタイトルか見出しか本文かの1つに絞ることという2つの準備を示した図
この2つを決めてから開くと、作業が迷子になりません

対象を決めたら、すぐ本文を開かずに2つのことを決めます。検索意図の再確認と、直す箇所を1つに絞ることです。

特に後者は効果の判断に直結します。複数を同時に直すと、順位が動いても何が効いたか分かりません

検索意図を今日もう一度確認する

記事を書いた時点と現在では、上位10件の顔ぶれが変わっている可能性があります。検索意図そのものが変化していることもあります。

実際に検索して、上位の記事が何を扱っているかを見ます。自分の記事とずれていれば、そのずれが順位の理由です

直す箇所を1つに絞る

タイトルを変えるなら、その回はタイトルだけにします。見出しを足すなら本文の書き換えは次回に回します。

効率が悪く感じますが、記事が10本、20本と増えたときに差が出ます。記録が積み上がるので、何が効く施策かを自分のサイトで把握できるようになります

リライトで触ってはいけない部分

見出しの並びと本文の中身とタイトルの後半は直してよく、URLと記事のテーマと公開日は触らないという対比を示した図
右側を変えると、積み上げてきた評価が失われます

リライトには、変えてよい部分と変えてはいけない部分があります。後者に手を付けると、これまでの評価を失います。

触らないのはURL、記事のテーマ、公開日の3つです。いずれも記事の同一性に関わる要素で、変えると別の記事として扱われます。

URLは変えない

スラッグを変更すると、そのURLに蓄積された評価がリセットされます。外部から張られたリンクも切れます。

どうしても変える必要がある場合は、旧URLから新URLへ301リダイレクトを設定します。ただし評価がすべて引き継がれるとは限らないため、変えないのが最善です

テーマをずらさない

順位が上がらないからといって、狙うキーワードを変えるのはリライトではありません。それは新しい記事です。

すでにその記事で評価されている検索意図から離れると、いま獲得している順位も失います。別のキーワードを狙うなら、新しい記事として書いてください

タイトルの前半は残す

タイトルを直す場合も、メインキーワードを含む前半は残します。変えるのは後半の説明部分です。

全面的に書き換えると検索結果での見え方が急に変わり、クリック率が下がることがあります

タイトルを変えたら、サイト内の表記も直す

このサイトで実際に起きたことです。記事のタイトルを変更したところ、他の記事から張っていた関連記事リンクのアンカーテキストが古いまま残りました。

相互リンクのリンク文字には記事の正式タイトルを使っています。5本の記事に古い表記が残っていたため、全記事を走査して置換しました。タイトル変更は、その記事だけの作業では終わりません

リライト後の効果をどう判断するか

リライトしてから4週間待ち、順位が上がったなら次の記事へ進み、上がらなければ元に戻して考え直すという判断の流れを示した図
判断を急ぐと、動いていない数字を見ることになります

直したあとは待ちます。目安は4週間です。再クロールとインデックスの更新に時間がかかるため、それより早く判断しても数字は動いていません。

見る指標は順位、表示回数、クリック率の3つです。順位が変わらなくても、表示回数が増えていれば前進しています

下がった場合は戻す

リライト後に順位が下がった場合、書き換えが評価を落とした可能性があります。1つだけ直していれば、原因はその箇所です。

迷わず元に戻します。WordPress のリビジョン機能から、修正前の状態を復元できます

記録を残す

いつ、どの記事の、どこを直したか。この3つを記録しておくと、後から効果を検証できます。

スプレッドシート1枚で足ります。記事が増えるほど、この記録が判断の材料になります

よくある質問

公開日を新しくすると順位は上がりますか。
上がりません。中身を変えずに日付だけ更新する行為は、検索エンジンに評価されないだけでなく、読者にとっても不誠実な表示になります

リライトはどのくらいの頻度で行うべきですか。
頻度より対象の選び方が重要です。月に1本でも、順位帯を見て選んでいれば効果は出ます。全記事を定期的に見直す運用は現実的ではありません。

AIに書き直させてもいいですか。
下書きの作成には使えます。ただし、そのまま公開すると他のサイトと同じ内容になりがちです。自分で確かめたことや実測した数字を足してから公開してください。

文字数を増やせば順位は上がりますか。
上がりません。増やすべきは読者が知りたい情報であって、文字数そのものではありません。不要な説明を足すと、かえって読みにくくなります。

まとめ

リライトで成果を出すには、対象を1本に絞ることから始めます。公開から3か月たち、検索結果に表示されていて、順位が11位から30位にある記事が候補です。

直す箇所は1つに絞ります。タイトルか、見出しか、本文か。同時に複数を変えると、何が効いたか判断できなくなります

URL、テーマ、公開日は触りません。この3つを変えると、積み上げた評価が数え直しになります。

まず Search Console の検索パフォーマンスを開き、順位が11位から30位の記事を1本見つけるところから始まります。その1本に対して、上位10件と比べて足りない論点を1つ探してください。

この記事を書いた人

高崎

インフォサクセス 代表 / Webディレクター

SEO実務歴16年、ライティング歴15年、Web制作歴12年。SEO検定1級。名古屋を拠点に、ホームページ制作からSEO、AI検索対策までを一貫して担当しています。

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