検索順位が上がらない原因|上から順に確認する4つの層

検索順位が上がらない原因を調べると、6個・12個・15個といった一覧が並んでいます。数が多いほど網羅的に見えますが、自社がどれに該当するのかは分かりません。
原因には順序があります。この記事では4つの層に分けて、上から順に確認する手順を示します。まだ待つべき時期かどうかの見極め方も扱います。
原因は4つの層に分かれる

原因は独立していません。層になっていて、上が通っていないと下の改善が効きません。検索に載っていないページの検索意図をいくら直しても、順位は動かないのと同じです。
上の層から確認する理由
下の層ほど、手間がかかって効果が出るまで時間もかかります。第4層のサイト全体の評価は、記事を積み上げて半年から1年です。対して第1層のインデックスは、確認に5分、対処にも数分しかかかりません。
手間が小さくて即効性のあるものから潰していけば、無駄がありません。第1層から順に下りてください。
上位記事が挙げる「原因15個」を手あたり次第に試すと、どこが効いたのか分からなくなります。1つずつ、第1層から順に確認するほうが結果的に早い。
順位が動くまでの期間
公開してすぐ順位がつくことはまれです。インデックスに登録され、他のページと比較され、評価が定まるまで時間がかかります。公開から1か月で、上がらないと判断するのは早すぎます。
公開から1か月は、そもそも評価が定まっていない期間です。ここで焦って書き換えると、評価がやり直しになります。
第1層|そもそも検索に載っているか

まず確認するのはここです。インデックスに登録されていないページは、順位以前に存在していない扱いです。意外と見落とされます。
インデックスの確認
Search ConsoleのURL検査に、対象ページのURLを入力してください。「URLはGoogleに登録されています」と出れば問題ありません。「登録されていません」と出たら、ここが原因です。
Search Consoleを入れていない場合は、検索窓に site: に続けてURLを入力しても確認できます。結果が出なければ登録されていません。
この方法は簡易的な確認です。登録の状態や、登録されない理由までは分かりません。運用を続けるなら、Search Consoleは入れておいてください。無料です。
- 参考:URL 検査ツール
載っていないときの対処
URL検査の画面から「インデックス登録をリクエスト」を押してください。数日で登録されることが多い操作です。
それでも登録されない場合は、noindexの設定が残っていないか、robots.txtでブロックしていないかを確認します。公開の準備中に入れたまま、制作時の設定が残っているケースが少なくありません。
第2層|狙う言葉が現実的か
登録されているのに順位がつかないなら、次は言葉を疑います。記事の質ではなく、勝てない相手に挑んでいる可能性があります。
競合が強すぎる
「ホームページ制作」のような1語のキーワードは、大手が資金と年数をかけて押さえています。開設したばかりのサイトが正面から競っても届きません。
| 上位に並ぶもの | 判定 | 取るべき動き |
|---|---|---|
| 大手ポータル・比較サイト | 厳しい | 語を絞る |
| 同規模の事業者サイト | 狙える | そのまま続ける |
| 個人ブログ・古い記事 | 取りやすい | 優先して書く |
判定は実際に検索して、上位10件を見れば分かります。大手が並んでいる語は、いま狙う対象ではありません。
検索されていない言葉
逆に、誰も検索していない語で1位になっても人は来ません。専門用語や社内用語を狙っているケースがこれにあたります。
迷ったら、その語を検索窓に入れて候補が出るかを見てください。候補が1つも出ない語は、検索されていない可能性が高い。
ただし検索数が少ない語が悪いわけではありません。月10回でも、その10人が発注を検討している人なら価値があります。数ではなく、誰が検索するかで判断してください。
第3層|検索意図とずれていないか

言葉が現実的なら、次は中身です。読者が求めている型と違う記事は、質を上げても届きません。
上位10件との比較
対象の語で検索し、上位10件を実際に開いてください。見出しを書き出すと、どの記事も触れている論点が見えてきます。それが求められている情報です。
自社の記事にその論点が入っていないなら、追加します。読者が知りたいことに答えていない記事は、どれだけ丁寧でも評価されません。
記事の型が違うケース
上位が「比較して選ぶ記事」ばかりなのに、自社が用語解説を書いている。上位が料金を出しているのに、自社は触れていない。これは質の問題ではなく、型の問題です。
型を合わせるには、記事を書き足すのではなく、構成から作り直す判断も要ります。追記で対応できないこともあります。
判断の目安は、見出しの半分以上を入れ替える必要があるかどうかです。半分を超えるなら、既存記事を直すより新しく書いたほうが速い。古い記事は残して、新しい記事へリンクを張る形にします。
第4層|サイト全体の評価

第1層から第3層に問題がないなら、残るはサイト全体の評価です。手を動かして解決する層とは違い、ここだけは時間でしか動きません。記事を積み上げ、更新を続けるほかありません。
記事数と更新の継続
記事が3本のサイトと、50本あるサイトでは、同じ内容でも評価が変わります。特定の分野について繰り返し書いているサイトのほうが、その分野で信頼されるためです。
当サイトも記事0本から始めています。公開直後に順位がつかないのは、異常ではなく通常の状態です。
待つべき時期の見極め
公開から1か月は待ってください。3か月で順位の上下が見え始め、6か月で流入の傾向が出ます。6か月動かなければ、第1層から順に確認し直す。この期限を先に決めておくと、焦らずに済みます。
途中で不安になっても、毎日順位を見ないでください。順位は日々変動するもので、その上下に意味はありません。
記録はスプレッドシートで足ります。日付、確認した語、順位、表示回数の4列を月1回埋めるだけで、変化が見えるようになります。
よくある質問
順位が急に下がりました。何かしましたか。
自分で変更していないなら、検索エンジン側の更新か、競合の記事が強くなった可能性があります。原因が分かるまでは、慌てて大きく書き換えないでください。原因が分からないまま変えると、戻せなくなります。
記事を書き直せば順位は上がりますか。
第3層に原因がある場合は上がることがあります。ただし第1層や第2層に原因があるなら、書き直しても動きません。書き直す前に、どの層に原因があるかを特定してください。
被リンクを増やせば上がりますか。
購入は避けてください。スパムポリシー違反にあたり、サイト全体の評価が下がります。順位を上げる目的でのリンク売買は明確に禁止されています。
まとめ
検索順位が上がらない原因は、4つの層に分かれます。上から順に、インデックス・狙う言葉・検索意図・サイト全体の評価です。
確認は第1層から順に進めてください。上が通っていないと、下をいくら直しても動きません。第1層の確認は5分で終わります。
公開から1か月は待つ時期です。3か月で順位の動き、6か月で流入の変化を見て、それでも動かなければ層を確認し直す。まずSearch ConsoleでURLを1つ検査するところから始まります。

