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検索順位が上がらない原因|上から順に確かめる4つの層と、待つべき期間

検索順位が上がらない原因|上から順に確かめる4つの層と、待つべき期間

「記事を書いたのに順位が動かない」「何が悪いのか分からない!」と困っていませんか?

原因を十数個並べた記事を読んでも、自社がどれに当たるのかまでは分かりません。

この記事では、原因の4つの層、各層の直し方、待つべき期間、急に下がったときの見分け方を解説します。

記事を書いても順位が上がらない方が、次に何を確かめればよいかを順番どおりに進められるようになります。

検索順位が上がらない原因は、層に分けて上から確かめる

検索順位が上がらない原因を、上から第1層の検索結果に載っているか、第2層の狙う語が現実的か、第3層の検索意図と合っているか、第4層のサイト全体の評価の順に重ねた図
上の層が通らないと、下の層を直しても順位は動かない

検索順位が上がらない原因は、上から順に重なった4つの層に分けられます。上の層でつまずいていると、下の層をいくら直しても順位は動きません。

層 確かめること 見る場所
第1層 検索結果に載っているか Search ConsoleのURL検査
第2層 狙う語が現実的か その語の検索結果の上位10件
第3層 検索意図と合っているか 上位10件の見出しと記事の形式
第4層 サイト全体の評価 同じ分野の記事の数と更新の続き方

上の層から確かめる理由

上の層ほど、確かめる手間が小さく、直したときの効果も早く出ます。第1層はURLを1つ入れるだけで分かりますが、第4層は記事を積み上げる時間でしか変わりません。

検索結果に載っていない記事の文章を直しても、順位が付くことはありません。手間の小さい層から順に確かめれば、遠回りをせずに済みます。

原因を十数個並べた一覧から手当たり次第に試すと、どれが効いたのかも分からなくなります。

1つ直したら、記録して待つ

原因が見つかっても、直すのは1度に1つにしてください。複数を同時に変えると、順位が動いたときに何が効いたのかを追えません。

直した日付と内容は、表計算ソフトに1行ずつ残します。変更の効果が出るまでには時間がかかるため、数週間たってから同じ記事の表示回数と順位を比べます。

毎日順位を見ても、日々の上下に振り回されるだけです。

第1層|検索結果に載っているか

Search ConsoleのURL検査で登録されているかを確かめ、登録されていれば第2層へ進み、登録されていなければ表示された理由ごとに内部リンクを足す、内容を見直す、noindexを外すへ分かれる図
登録されていない理由によって、やることが変わる

最初に確かめるのは、そのページがGoogleのインデックスに登録されているかです。登録されていないページは検索結果に出ないため、順位を論じる前の段階で止まっています。

URL検査の結果は、主に次の4つに分かれます。

表示 状態 次にやること
URL は Google に登録されています 検索結果に出る状態 第2層へ進む
検出 – インデックス未登録 見つかったが、まだ読まれていない 内部リンクを足して待つ
クロール済み – インデックス未登録 読まれたが、登録されなかった 記事の内容を見直す
「noindex」タグによって除外されました 登録しない指定が残っている 指定を外す

URL検査で登録の状態を確かめる

Search Consoleを開き、画面上部の検査欄に記事のURLを入れます。「URL は Google に登録されています」と出れば、第1層は問題ありません。

登録されていない場合は、その理由が画面に表示されます。理由によって次にやることが変わるので、表示された文言をそのまま控えておいてください。

Search Consoleを入れていない場合は、まず登録から始めます。無料で使え、順位や表示回数の確認にも欠かせません。

登録されていないときの直し方

「検出 – インデックス未登録」なら、Googleはページを見つけています。すでに登録されている記事の本文から、リンクを1本張ってください。

「クロール済み – インデックス未登録」は、読まれたうえで登録が見送られた状態です。サイト内に似た内容の記事がないか、内容が薄くないかを確かめます。

noindexの指定は、制作中の設定がそのまま残っている例がよくあります。テーマやプラグインの設定画面で、検索エンジンに表示しない指定を外してください。

登録のリクエストには1日の上限がある

URL検査の画面には「インデックス登録をリクエスト」のボタンがあります。ただし送れる数には、1日あたりの上限が設けられています。

当サイトも、開設時に記事を続けて公開しながら1本ずつ送り、実際にこの上限に当たりました。送っても、登録されるとは限らないとGoogleも説明しています。

新しい記事を何本も出すときは、リクエストより内部リンクを先に整えるほうが確実です。

SELF CHECK

Search ConsoleのURL検査で、その記事はどう表示されますか。

第2層|狙う語が現実的か

競合の強さと発注への近さの2軸で狙う語を4つに分け、競合が弱く発注に近い語を最優先で狙い、競合が強く発注に近い語は条件を足して絞る、発注に遠い語は後回しか狙わないとした図
発注に近く、競合が弱い語から狙う

登録されているのに順位が付かないなら、次は狙っている語を疑います。記事の出来ではなく、今のサイトでは勝てない相手と競っている場合があるためです。

その語で検索し、上位10件にどんなサイトが並ぶかで判断します。

上位に並ぶサイト 今のサイトでの見込み 取る動き
大手のポータルや比較サイト 厳しい 条件を足して語を絞る
同じ規模の事業者のサイト 狙える そのまま続ける
個人のブログや古い記事 取りやすい 優先して書く

上位10件の顔ぶれを見る

「ホームページ制作」のような短い語は、大手が年数をかけて上位を押さえています。開設したばかりのサイトが正面から競っても、記事の質だけでは届きません。

その場合は、地域名や業種、目的を足して語を絞ります。検索する人の数は減りますが、条件を足した語で探す人は目的がはっきりしています。

絞った語で検索し直し、上位に同じ規模の事業者が並ぶかを確かめてから書き直してください。

検索されている語かを確かめる

反対に、誰も検索していない語で1位になっても人は来ません。業界の専門用語や社内の呼び方で記事を書いている場合が、これに当たります。

迷ったら、検索窓にその語を入れて候補が出るかを見てください。月間の検索回数は、Google 広告のキーワードプランナーでも確かめられます。

ただし、回数が少ないこと自体は欠点ではありません。検索する人が発注を考えている人なら、少ない回数でも問い合わせにつながります。

第3層|検索意図とずれていないか

上位の記事と比べたときに、論点や具体例が足りない場合は書き足しで直り、記事の形式や読者の段階が違う場合は作り直しが要ることを2列で比べた図
型がずれているなら、書き足しでは追いつかない

語が現実的なら、次は記事の中身です。検索した人が求めている内容や形式と違う記事は、丁寧に書いても上位に残りません。

ずれには、書き足しで直るものと、作り直しが要るものの2種類があります。

  • 書き足しで直る:上位の記事が触れている論点が抜けている
  • 書き足しで直る:具体例や手順が足りない
  • 作り直しが要る:上位は比較記事なのに、自社は用語の解説を書いている
  • 作り直しが要る:読者が知りたい段階が違う

上位10件と見出しを比べる

狙う語で検索し、上位10件を開いて見出しを書き出します。どの記事も触れている論点は、検索する人が必ず知りたいことです。

自社の記事にその論点がなければ、見出しを足して答えを書きます。同時に、どの記事も書いていない点も探してください。

自社で試した結果や案件で起きたことは、ほかのサイトには書けない内容です。上位と同じ内容をまとめ直すだけでは、後から出した記事が上に行く理由がありません。

記事の型が違うときは作り直す

上位が料金の比較ばかりなのに、自社は用語の解説を書いている。こうしたずれは質の問題ではなく、記事の型の問題です。

判断の目安は、見出しの半分以上を入れ替える必要があるかどうかです。半分を超えるなら、既存の記事を直すより構成から書き直したほうが早く終わります。

書き直すときも、URLは変えずに同じページの中身を入れ替えます。

第4層|サイト全体の評価と、待つべき期間

記事の公開から1か月は登録を確かめ、3か月で表示回数の増え方を見て、6か月たっても動かなければ第1層から確かめ直すという、判断の区切りを時間の流れで示した図
判断の区切りを、公開前に決めておく

第1層から第3層に問題がなければ、残るのはサイト全体の評価です。ほかの層と違い、ここは時間をかけて積み上げることでしか動きません。

焦って書き換えないよう、判断の区切りを先に決めておきます。たとえば次のような区切りです。

公開からの期間 見るもの 判断
1か月まで 登録されているか 順位では判断しない
3か月まで 表示回数が増えているか 増えていれば待つ
6か月 表示回数と順位の推移 動かなければ第1層から確かめ直す

同じ分野の記事を積み上げる

1本の記事だけで、サイト全体の評価が上がることはほとんどありません。同じ分野の記事がそろい、互いにリンクでつながっている状態を目指してください。

Googleは、そのテーマの専門家が書いたと分かるか、独自の情報があるかを重視すると説明しています。分野を絞って書き続けるほうが、手広く書くより評価の材料がそろいます。

当サイトも記事0本から始めました。公開直後に順位が付かないのは、新しいサイトでは珍しくありません。

待つ期間は、表示回数で判断する

待つか、手を入れるかは、順位ではなく表示回数の増え方で決めます。Search Consoleの検索パフォーマンスで、その記事の表示回数を月ごとに比べてください。

表示回数が増えていれば、その記事が表示される検索が広がっています。順位が50位から30位へ動いているなら、手を入れずに待つ段階です。

反対に、6か月たっても表示回数がほぼ0のままなら、待っても変わりません。第1層から順に確かめ直します。

順位が急に下がったときに確かめる4つ

順位が急に下がったときの原因を、技術的な問題、手動による対策とセキュリティの問題、アルゴリズムの更新、季節や関心の変化の4つに分け、それぞれで見るSearch Consoleの画面を並べた図
下がった時期と、見る画面を対応させる

上がらないのではなく、急に下がった場合は原因の探し方が変わります。Googleは、検索からの流入が減る主な原因を次のように分けて説明しています。

原因 見る画面 見分け方
技術的な問題 ページのインデックス登録、クロールの統計情報 登録済みのページが減っている
手動による対策とセキュリティ 手動による対策、セキュリティの問題 通知が出ている
アルゴリズムの更新 Google 検索ステータス ダッシュボード 下がった時期が更新と重なる
季節や関心の変化 検索パフォーマンスの過去16か月 前年の同じ時期にも下がっている

① 技術的な問題

サーバーの不具合や設定の誤りで、Googleがページを読めなくなると順位は下がります。まずSearch Consoleのページのインデックス登録を開きます。登録済みのページ数が、急に減っていないかを見てください。

あわせてクロールの統計情報で、サーバーの応答にエラーが増えていないかを確かめます。サイトを作り直したり、URLを変えたりした直後なら、転送の設定もここで見直します。

② 手動による対策とセキュリティの問題

Googleのスパムポリシーに反すると判断されると、手動による対策を受けることがあります。サイトが改ざんされた場合も、検索結果に警告が出ることがあります。

確かめる画面は、Search Consoleの「手動による対策」と「セキュリティの問題」です。通知が出ていなければ、この原因は外して構いません。

出ている場合は、画面の説明に沿って直し、再審査を申し込みます。

③ アルゴリズムの更新

Googleは年に数回、検索の仕組みを広く見直すコアアップデートを行っています。特定のサイトを狙ったものではなく、ほかのページの評価が上がった結果として順位が下がることもあります。

Googleの勧めは、更新が終わってから少なくとも1週間待ち、更新前の週と比べることです。2位から4位のような小さな下げなら、手を入れる必要はないとも説明しています。

大きく下がった場合は、記事が読者の役に立っているかをサイト全体で見直します。

④ 季節や関心の変化

検索する人の数そのものが減ると、順位が同じでも流入は減ります。年末や年度末のように、時期によって検索が増減する業種で起きやすい変化です。

検索パフォーマンスで期間を過去16か月にし、前年の同じ時期にも下がっていたかを見てください。直近3か月を前年の同じ期間と比べる方法も、Googleが勧めています。

前年も同じ動きなら、記事の問題ではありません。

検索順位が上がらない原因に関するよくある質問

記事を書き直せば順位は上がりますか

原因が第3層にあれば、上がることがあります。ただし第1層や第2層に原因があるなら、文章を直しても順位は動きません。

書き直す前に、どの層でつまずいているかを確かめてください。記事が検索結果に載っていて、狙う語も現実的だと分かってから、中身に手を入れます。書き直した日付も記録しておけば、効果を比べられます。

被リンクを増やせば上がりますか

リンクを買って増やすのはやめてください。順位を上げる目的でのリンクの売買は、Googleのスパムポリシーで禁止されています。

違反と判断されると、順位が下がったり、検索結果から外れたりします。取引先や業界団体からの紹介のように、自然に張られるリンクだけを受け取ってください。「被リンク何本で月額いくら」という営業は、断って構いません。

サイトマップを送らないと順位は上がりませんか

サイトマップは、ページを見つけてもらう手段の1つです。送ったからといって、順位が上がるものではありません。

当サイトは記事14本を公開した時点で、サイトマップを一度も送っていませんでした。それでも、内部リンクをたどって大半の記事が登録されています。送っておいて損はありませんが、内部リンクを整えるほうが先です。

順位を調べるツールとSearch Consoleで、順位が違うのはなぜですか

測り方が違うためです。ツールは、決まった場所と条件で検索した1回の結果を出します。Search Consoleの順位は、期間中に表示された順位の平均です。

検索した地域や端末、時間によっても順位は変わります。判断に使うのは、Search Consoleの表示回数と平均掲載順位の推移です。ツールの順位は、日々の目安として見る程度で足ります。

半年たっても動かないときは、外注したほうがいいですか

先に、第1層から第3層までを自分で確かめてください。原因が分かれば、外注する範囲を絞れます。

登録されない理由がサーバーやテーマの設定にあるなら、そこだけを依頼します。記事の中身に原因があるなら、自社の知識が要るため外注しても効果が出にくい作業です。どの層の問題かを伝えられれば、見積も比べやすくなります。

まとめ

検索順位が上がらない原因は、掲載、狙う語、検索意図、サイト全体の評価の4つの層に分かれます。上の層から順に確かめてください。

直すのは1度に1つにし、日付を記録して表示回数の変化を待ちます。急に下がった場合は、技術、手動による対策、更新、季節の4つを画面で見分けます。

まずはSearch Consoleで、順位が上がらない記事のURLを1つ検査してください。

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