SEOタイトルの付け方|書き換えられるという前提で作る

「30字に収めたのに切れている」「書いた文と違う文が出ている!」と困っていませんか?
文字数の目安は調べれば出てきますが、そのとおりに書いても表示されないことがあります。
この記事では、title要素がそのまま使われるとは限らないこと、書き換えられる5つのきっかけ、端末による切れ方の違い、前半と後半の役割分担、公開後の確認方法までを解説します。
記事のタイトルで迷っている方が、文字数だけでなく表示のされ方から判断できるようになります。
SEOタイトルは必ずそのまま表示されるわけではない

title要素に書いた文が、検索結果にそのまま出るとは限りません。Googleは見出しや本文、他ページからのリンク文も材料にして、表示する文を決めます。
Googleはこれを「書き換え」とは呼んでいません。title要素は判断材料の1つで、必ず従うものではないという立場です。
使われる割合
2021年にGoogleが公表した説明では、title要素がそのまま使われる割合は全体の87%とされています。残りは別の文が生成されます。
大半はそのまま出ますが、1割強は変わる可能性がある。この前提を知らないと、原因不明のまま悩むことになります。
検索語によっては変わらない
かつては検索したキーワードに応じて表示が変わる仕組みがありました。2021年8月の更新でこれは通常行われなくなっています。
現在は、クエリに関係なくページ全体に適した文が生成されます。検索語ごとにタイトルを最適化しようとする作業は、いまは意味を持ちません。
古い解説にはこの説明が残っています。書かれた時期を確認してから読んでください。
タイトルが書き換えられる5つのケース

Googleが別の文を生成するのは、title要素に問題があると判断したときです。原因は大きく5つに分かれます。
どれも書き手の側で防げます。書き換えを嘆く前に、この5つに当てはまっていないかを見てください。
空か定型のまま
タイトルが設定されていない、全ページで同じサイト名だけ、「無題」のまま。この状態が最も多い原因です。
テンプレートで生成している場合、記事名の部分が空になって「|サイト名」だけになることがあります。この場合、Googleは見出しを探して補います。
キーワードの詰め込み
同じ語を何度も並べる、関連語を羅列する。上位に出やすくなると考えて詰め込むと、逆に別の文に置き換えられます。
狙う語は1回で足ります。数より、文章として自然に読めるかどうかが基準です。
日付が古い
毎年更新するページで、タイトルの年だけ古いまま残っているケースです。本文の見出しには新しい年が入っているのに、タイトルが去年のまま。
Googleはこの食い違いを検出し、見出し側の日付を使うことがあります。年を入れるなら、更新のたびに必ず直します。
中身と合っていない
タイトルで約束したことが本文に書かれていない場合です。動的に生成されるページでも起きます。
本文にない話をタイトルに書かない。単純ですが、クリック率を上げようとして誇張すると起こります。
長すぎる
極端に長いタイトルは、前から表示すると後半の重要な部分が切れてしまいます。この場合、Googleが関連性の高い部分を選び出すことがあります。
ただしGoogleは具体的な上限を公表していません。長さの考え方は次の見出しで扱います。
SEOタイトルの文字数の考え方

Googleは文字数の上限を公表していません。よく言われる30字前後という数字は、検索結果で切れずに表示される幅からの経験則です。
切れ方は端末で違います。パソコンは幅で決まり、スマートフォンは行数で決まります。
切れても意味が通る並びにする
重要なのは字数を守ることより、切れた場合に何が残るかです。前半だけで内容が伝われば、後半が切れても困りません。
逆に、後半に主題を置くと切れたときに意味が通らなくなります。切れる位置を考えて、狙う語は前半に入れてください。
実際の表示で確かめる
字数を数えるより、実際に検索して見るほうが確実です。同じ字数でも、文字の幅によって切れる位置が変わります。
パソコンとスマートフォンの両方で確認します。片方だけ見て判断すると、もう片方で切れていることがあります。
SEOタイトルの語順と選び方

タイトルは前半と後半で役割を分けます。前半に狙う語、後半に他の記事と違う点を置きます。
このサイトの記事はすべてこの型です。全記事で、「メインキーワード|差別化する切り口」という並びに統一しています。
後半に何を書くか
上位10件と同じ内容なら、選ばれる理由がありません。他が書いていない切り口を後半に置きます。
この記事のタイトルも同じ形です。「SEOタイトルの付け方」が主題で、「書き換えられるという前提で作る」が他と違う部分です。
記号を並べない
括弧や記号は目を引きますが、多用すると読みにくくなります。区切りは1つに絞ります。
装飾を増やすより、後半の言葉を具体的にするほうが効きます。
変更したら他の記事も直す
タイトルを変えると、他の記事から張っているリンクの文字が古いまま残ります。このサイトでも1本のタイトルを変えたとき、5本の記事に旧タイトルの表記が残っていました。
タイトル変更はその記事だけの作業では終わりません。サイト内を検索して、まとめて置き換えます。
タイトルを付けたあとに確認する

公開したら、実際に検索して表示を確認します。書いた文と違っていれば、前述の5つのどれかが原因です。
Search Console のURL検査でも、Googleが取得した内容を確認できます。ただし検索結果でどう表示されるかは、実際に検索するのが確実です。
直したあとの反映
タイトルを修正しても、検索結果にはすぐ反映されません。再クロールを待つ必要があります。
数日から数週間かかります。URL検査からインデックス登録をリクエストすると、多少早まることがあります。
よくある質問
タイトルは何文字が正解ですか。
Googleは上限を公表していません。30字前後という目安はありますが、字数より前半で内容が伝わるかを優先してください。
書き換えられたら順位に影響しますか。
直接の影響は確認されていません。ただし別の文が出るとクリック率が変わる可能性があります。意図した文を出したいなら、5つの原因を潰します。
h1とタイトルは同じでいいですか。
同じでも構いません。ただしh1はページ内で読まれるもの、タイトルは検索結果で読まれるものです。役割が違うため、変えたほうがよい場合もあります。
年号を入れるべきですか。
毎年更新するページでは有効です。ただし更新時に必ず書き換えてください。古い年が残っていると、書き換えの対象になります。
まとめ
title要素に書いた文が、そのまま検索結果に出るとは限りません。2021年にGoogleが公表した説明では、使われる割合は全体の87%でした。
別の文が生成されるのは、空・詰め込み・古い日付・中身との不一致・長すぎる、の5つが原因です。仕組みの問題ではないので、どれも書き手の側で避けられます。
文字数は目安であって基準ではありません。切れることを前提に、狙う語を前半に置きます。
まず自分の記事を検索して、書いた文がそのまま出ているか見るところから始まります。違っていれば、5つのどれかに当てはまっています。


