メタディスクリプションの書き方|検索語ごとに変わる前提で書く

「書いたのに表示されない」「検索するたびに文が違う!」と戸惑っていませんか?
文字数の目安は調べれば出てきますが、そのとおりに書いても使われないことがあります。
この記事では、タイトルとは仕様が逆であること、順位には影響しないこと、書く価値がある場合とない場合、書き方の4条件、公開後の確認方法までを解説します。
説明文の扱いに迷っている方が、どこに手をかけるべきかを判断できるようになります。
メタディスクリプションがそのまま使われる割合は3分の1

メタディスクリプションに書いた文が、検索結果にそのまま出るとは限りません。調査によっては、そのまま使われる割合は3分の1程度とされています。
タイトルの採用率が9割近いのと比べると、大きな差があります。書いても使われないことのほうが多い、という前提から始めてください。
タイトルとは仕様が逆
タイトルは2021年8月の更新以降、検索語によって変わらなくなりました。一方で説明文は、検索語に応じて本文から適切な箇所が選ばれます。
同じ記事でも、別のキーワードで検索すれば違う文が出ます。これは不具合ではなく、想定どおりの動きです。
タイトルは検索の評価に使われますが、説明文は使われません。ここを混同すると、説明文にキーワードを詰め込む対策をしてしまいます。
説明文の役割は、検索結果を見た人にクリックしてもらうことです。評価ではなく、人に向けて書きます。
Googleは文字数を指定していない
120字、スマホなら70字といった目安がよく示されますが、Googleは上限を公表していません。表示される幅から逆算された経験則です。
実際の表示幅は変更されることがあります。2017年末に一度大きく伸び、翌年には元の水準に戻りました。仕様が動くので、数字を追いかける意味は薄くなります。
それでも目安を持つ理由は、切れる位置を意識するためです。長さそのものより、前半に何を置くかを決める材料として使います。
メタディスクリプションは順位には影響しない

メタディスクリプションはランキング要因ではありません。書いても書かなくても、順位そのものは変わりません。
効くのはクリック率です。検索結果に並んだときに、選ばれるかどうかに関わります。
ただしクリック率が上がれば順位も上がる、という単純な関係ではありません。読まれる機会が増えるだけで、評価の入口が変わるわけではありません。
順序を間違えない
順位が低いページの説明文を直しても、見る人が増えません。表示回数が少ない段階では、効果を測ることもできません。
先に手を入れるのは記事の中身です。1ページ目に入ってから、説明文の改善が意味を持ちます。
まずタイトルを整え、次に本文を整え、最後に説明文を書きます。この順序です。
説明文から手を付けても、順位は動きません。表示すらされていない記事の説明文を直しても、誰の目にも触れません。
クリック率で判断する
Search Console の検索パフォーマンスで、表示回数とクリック率を確認できます。表示回数が多いのにクリックが少ないページが、改善の対象です。
ここで見るのは順位ではなくCTRです。順位が同じでも、説明文次第でクリック率は変わります。
Search Consoleの検索パフォーマンスで、表示回数とクリック数を見ます。表示は多いのにクリックが少ない記事が対象です。
目安として、10位以内に入っているのにクリック率が2%を下回るなら、説明文かタイトルに問題があります。
50位以下の記事は対象外です。表示はされていても、実際にはほとんど見られていません。まず順位を上げるのが先です。
メタディスクリプションを書く価値がある場合とない場合

全ページに設定する必要はありません。検索から人が来ることを狙っているページだけで足ります。
判断は単純です。迷ったら、そのページを検索結果に出したいかどうかで決めます。
書いたほうがよいページ
記事ページ、サービス紹介、料金ページ。検索から直接訪問してほしいページです。ここは書く価値があります。
特に競合と並んだときに差がつきます。同じ順位帯にいる場合、説明文が選ばれる理由になります。
問い合わせや購入につながるページです。トップページ、サービスの説明、料金のページ。ここは書きます。
検索結果でどう見えるかが、クリックするかの判断に直結します。
書かなくてよいページ
カテゴリー一覧、タグページ、ページ送りの2ページ目以降。これらは内容が動的に変わるため、固定の説明文が合いません。
プラグインやテーマが自動生成する場合もありますが、全ページを手で書く必要はありません。全部を埋めようとせず、時間をかける先を記事ページに寄せてください。
記事の本数が多い場合、すべてに書く必要はありません。書かなければ、Googleが本文から適切な箇所を抜き出します。
むしろ、検索した語に応じて抜き出す箇所が変わるため、固定の説明文より合うことがあります。全記事に書くより、主要なページだけ書くほうが効率的です。
メタディスクリプションの書き方4つの条件

書くと決めたら、4つの条件を守ります。どれも書き換えを減らすことにつながります。
逆に言えば、この4つを外すと使われにくくなります。凝った文章より、条件を満たすほうが効きます。
前半に結論を置く
切れることを前提に、最初の1文で内容が伝わるようにします。スマートフォンでは表示される量が少なくなります。
タイトルと同じ考え方です。後半に主題を置くと、切れたときに意味が通らなくなります。
検索結果では、スマートフォンで60文字前後、PCで90文字前後までしか表示されません。後半は切られます。
伝えたいことを前半に置きます。「この記事では〜を解説します」から始めると、肝心の内容が切られます。
文字数の目安は90文字から120文字です。短すぎると情報が足りず、長すぎても後半は表示されません。
本文にある言葉を使う
本文に書いていない内容を説明文に入れると、食い違いが生まれます。Googleは本文との整合を見ています。
記事を書き終えてから、その内容を要約する形で書きます。説明文を先に書いて、後から本文を合わせる順序は避けてください。
本文に書いていない内容を説明文に書くと、読んだ人が期待した情報を見つけられません。
また、検索した語と説明文が一致すると、その部分が太字で表示されます。本文で扱っている語を使うほうが、目に留まります。
ただし、同じ語を何度も入れる必要はありません。1回か2回、自然な形で含まれていれば足ります。
ページごとに変える
同じ文を全ページに使い回すと、重複として扱われます。手間はかかりますが、1ページごとに書きます。
このサイトでは、記事ごとに90〜120字で設定しています。検査ツールで字数を機械的に見ていますが、これは表示される長さではなく、書きすぎないための上限です。
同じ説明文を全ページで使い回すと、検索結果に同じ文が並びます。どれを開けばよいか分かりません。
Search Consoleでは、重複した説明文が指摘されることがあります。指摘がなくても、クリック率には影響します。
作業としては、1本あたり2分から3分です。記事の内容を思い出しながら、要点を90文字にまとめる。主要な20本だけでも1時間で終わります。
煽らない
クリックを取ろうとして誇張すると、開いたときに内容が伴いません。すぐ離脱され、結果としてマイナスになります。
書くのは、そのページで何が分かるかです。読者が探しているものと一致していれば、煽らなくても選ばれます。
「驚愕の」「絶対に」といった表現は、内容と釣り合わなければ逆効果です。開いた人がすぐ離脱します。
離脱が続けば、その記事は求められていないと判断されます。クリックを取るための誇張は、結果として順位を下げます。
書き方の目安は、その記事を読んで得られることを、そのまま書くことです。誇張しなくても、内容が具体的であればクリックされます。
SELF CHECK
Search Consoleで、その記事の表示回数とクリック率はどうなっていますか。
診断結果
説明文かタイトルを直します
検索結果には出ているのに選ばれていない状態です。ここは説明文が効く場面です。
ただし先に見るのはタイトルです。説明文より、タイトルのほうがクリックへの影響が大きい。
診断結果
説明文の前に順位です
表示されていなければ、説明文を直しても誰の目にも触れません。
まず順位を上げるか、狙う語を見直します。説明文の作業は後回しで構いません。
診断結果
触る必要はありません
機能している説明文を書き換えると、かえって下がることがあります。
その時間は、まだ書いていない記事に使ってください。
診断結果
正常な動作です
Googleは検索した語に応じて、本文から適切な箇所を抜き出すことがあります。3分の2はこの形です。
抜き出されている箇所が不適切なら、直すのは説明文ではなく本文のほうです。
メタディスクリプションの確認と直し方

公開したら実際に検索して、どう表示されるかを見ます。書いた文と違っていても、すぐに直す必要はありません。
複数の検索語で試してください。同じ記事でも、語によって表示が変わるのは仕様どおりの動きです。
直すのは本文
意図と違う文が出ている場合、原因は本文にあります。Googleは本文から抜き出しているので、抜き出される部分を直すことになります。
説明文を書き換えても、採用されなければ表示は変わりません。手を入れる先は説明文ではなく、記事の中身です。
説明文を書き換えても、検索結果に反映されるとは限りません。Googleが本文から別の箇所を選ぶことがあります。
その場合、選ばれている箇所を直します。説明文ではなく、本文のほうを直すのが正解です。
このサイトの実装
このサイトではSEOプラグインを使わず、テーマ側でメタディスクリプションを出力しています。記事ごとに投稿時に設定する形です。
プラグインを入れると、テーマの出力と二重になることがあります。追加する前に、すでに出ていないかソースで確認してください。
当サイトは、記事ごとにカスタムフィールドで説明文を持たせています。プラグインは使っていません。
90文字から120文字の範囲で書くよう、公開前の検査で確認しています。範囲を外れると公開できない仕組みです。
この方式にした理由は、プラグインを増やしたくなかったためです。説明文のためだけにプラグインを1つ入れると、その分だけ読み込むファイルが増えます。
よくある質問
メタディスクリプションは順位に影響しますか。
影響しません。公式にも、ランキング要因ではないと明言されています。効くのはクリック率です。
何文字が正解ですか。
Googleは上限を公表していません。目安として120字前後が示されますが、表示幅は変わることがあります。前半で内容が伝わるかを優先してください。
設定しなくても問題ありませんか。
問題ありません。書かなければGoogleが本文から生成します。ただし記事ページでは、意図した内容を伝える機会を1つ失うことになります。
書いた文が使われないのは設定ミスですか。
ミスとは限りません。検索語に応じて本文から選ばれるのが通常の動きです。ソースにタグが出ているかだけ確認してください。
まとめ
メタディスクリプションは、そのまま使われる割合が3分の1程度です。タイトルとは違い、検索語に応じて表示が変わります。
順位には影響しません。効くのはクリック率なので、上位に入ってから手を入れるほうが順序として正しくなります。
書くのは検索から人を集めたいページだけで足ります。前半に結論、本文にある言葉、ページごとに変える、煽らない。この4つを守ります。
まず自分の記事を狙う語で検索して、どんな文が出ているか見るところから始まります。違う文が出ていても、それは正常な動きです。
- 参考:スニペットの管理


