ホームページ制作

ホームページの原稿が書けないとき|書かずに集める進め方

ホームページの原稿が書けないとき|書かずに集める進め方

「何を書けばいいか分からない」「白紙のまま2週間たった!」と止まっていませんか?

文章術の記事を読んでも、ホームページの原稿には当てはまらないことが多くあります。

この記事では、止まる原因が文章力ではないこと、手元の資料から集めるという進め方、書くより話すほうが出てくる理由、制作側への渡し方、任せる範囲の選び方までを解説します。

原稿の準備で止まっている方が、書かずに進める方法を選べるようになります。

ホームページの原稿が書けない原因は文章力ではない

何を伝えるか決める、誰に向けるか決める、順番を決める、文章にするという4段階のうち、多くの人が上の3つを飛ばして止まることを示した図
止まる人の多くは、書き始める前の3段階を飛ばしています

原稿が書けないとき、原因は文章力ではありません。何を書くかが決まっていない状態で、いきなり文章にしようとしていることが原因です。

書くという作業は最後の段階です。文章にする前に、決めておくことが3つあります

誰に向けるかが決まっていない

全員に向けて書こうとすると、手が止まります。同じサービスでも、初めて検討する人と比較段階の人では、必要な説明が違います。

1人だけ思い浮かべてください。実際にいた顧客を1人決めると、書く内容が絞られます

完璧に書こうとしている

専門知識がある人ほど、正確に書こうとして説明が長くなります。例外や条件を全部書こうとすると、いつまでも終わりません。

公開後に直せます。まず粗い状態で出し、そこから削るほうが早く進みます。

ホームページは印刷物と違い、公開後に何度でも直せます。あとで直せるので、最初から完成形を目指す必要はありません

順番を決めていない

何から書くか決まっていないと、書き出しで止まります。会社の理念から始めるべきか、サービスの説明からか。

読者が最初に知りたいのは、自分の悩みが解決するかどうかです。理念や沿革は、その後で構いません。

順番に迷ったら、問い合わせのときによく聞かれる質問の順に並べます。実際に知りたがられている順序が、そのまま構成になります

原稿の材料を手元の資料から集める

会社案内、営業資料、返信メール、過去の見積書という、すでに手元にある4つの材料を示した図
新しく書くより、集めるほうが早く正確になります

ゼロから書く必要はありません。すでに書いた文章が、社内に散らばっています。

会社案内、営業資料、提案書。これらは時間をかけて作った文章で、内容も確認済みです

返信メールが使える

見落とされがちなのが、問い合わせへの返信メールです。よくある質問に対して、すでに何度も答えているはずです。

過去の返信を検索して、同じ質問への回答を集めます。手を加えなくても、よくある質問のページにそのまま使えます

見積書から扱う範囲が分かる

過去の見積書には、どこまで対応しているかが書かれています。サービス紹介のページに必要な情報です。

価格をそのまま載せる必要はありません。金額は伏せて、対応範囲を整理する材料として使います

集めるだけで大半が埋まる

会社概要、サービス内容、対応範囲、よくある質問。この4つは、既存の資料からほぼ揃います。

新しく書く必要があるのは、その会社ならではの考え方や、選ばれている理由の部分だけです

原稿は話して録音するほうが早い

書く場合は手が止まり出てくる量も少ないのに対し、話す場合はすぐ出て量も多く普段の言葉づかいになることを比較した図
質問されれば答えられます。1人で書こうとしないでください

文章にできない人でも、聞かれれば答えられます。原稿を書く作業を、話す作業に置き換えます。

録音して文字にすれば、それが素材になります。整った文章にする作業は、後からで構いません

質問される形にする

1人で話すのは難しいので、誰かに質問してもらいます。社内の別の人でも、制作担当者でも構いません。

聞かれる内容は決まっています。何をしている会社か、他とどう違うか、どんな人が依頼するか、依頼してから何が起きるか。順に聞いてもらえば、この4つで大半が埋まります

文字起こしを使う

録音した音声は、自動で文字にできます。精度は完璧でなくても、内容が分かれば足ります。

この段階では読みやすさを気にしません。言い直しや口ぐせが残っていても、素材としては使えます

普段の言葉が残る

書こうとすると硬い文章になりがちですが、話した言葉はそのままだと読みやすくなります。顧客に説明するときの言い回しが、そのまま使えることもあります。

専門用語を避けて説明する言い方も、話しているときのほうが自然に出てきます

原稿を制作側に渡す形

書いたものが手元にあるとき、内容が入っていればそのまま渡し、足りなければ聞いてもらうという判断の分岐を示した図
文章として整えるのは、受け取る側の作業です

集めた材料は、整えずにそのまま渡して構いません。箇条書き、メモ、既存のPDF。形式は問いません。

制作側は構成の型を持っているので、断片的な情報でも並べ替えられます。受け取る側の仕事なので、整える作業を発注側が引き受ける必要はありません

渡す形の例

  • 会社案内や営業資料のPDF
  • 過去の返信メールをコピーしたテキスト
  • 話した内容の文字起こし
  • 伝えたいことの箇条書き

文章になっていなくても構いません。形式より、内容が入っていることのほうが重要です

足りない部分は聞いてもらう

渡したあと、制作側から質問が来ます。そこで答えれば、不足している情報が埋まります。

質問シートを渡されて全部埋めようとすると止まります。回答量が多すぎて返せず、そこで進行が止まる例は多くあります

一度に全部答えようとせず、やり取りしながら進めるほうが確実です。

原稿が進まない場合の進め方

素材だけ渡す、取材してもらう、全部任せるという3段階の分担を示し、下にいくほど費用が上がるが公開は早くなることを表した図
下にいくほど費用は上がりますが、公開は早くなります

資料を集める時間も取れない場合は、任せる範囲を広げます。3段階で考えられます。

どれを選んでも構いません。大事なのは、決めずに止まったままにしないことです

取材してもらう

制作側が質問して、その回答をもとに原稿を作る形です。発注側は話すだけで済みます。

費用は加算されますが、待ち時間が減ります。制作期間が延びる原因の多くは原稿待ちなので、結果として公開が早くなることがあります

全部任せる場合

ライティングを含めて依頼する形です。この場合も、事実確認は発注側が行います。

サービス内容や実績に誤りがあれば、責任は発注側に残ります。任せる場合でも、確認の時間だけは必ず確保してください

費用の目安

原稿作成の費用は、ページ単位か文字単位で計算されます。見積書に「コンテンツ制作」「ライティング」という項目があれば、そこが該当します。

安い見積が出たときは、この項目が自社負担になっていないか確認してください。あとから原稿を求められて、進行が止まります

よくある質問

文章が下手でも渡していいですか。
構いません。整える作業は制作側が行います。内容が入っていれば、文章の巧拙は問われません

AIに書かせてもいいですか。
下書きには使えます。ただし自社の実績やサービス内容は、AIには分かりません。事実の部分は自分で確認して足してください。

どのくらいの量を用意すればいいですか。
量より内容です。1ページあたり数行のメモでも、必要な情報が入っていれば足ります。足りない部分は制作側から質問が来ます。

他社のサイトを参考にしてもいいですか。
構成の参考にするのは有効です。ただし文章をそのまま流用すると著作権の問題になります。伝える順番だけを参考にしてください。

まとめ

原稿が書けないのは、文章力の問題ではありません。誰に向けるか、何を伝えるか、どの順番かが決まっていないためです。

ゼロから書く必要はありません。会社案内、営業資料、返信メール。すでに書いた文章が社内にあります

それでも出てこない場合は、話して録音します。質問されれば答えられます。整える作業は制作側の仕事です。

まず手元にある会社案内や営業資料を1か所に集めるところから始まります。それだけで、必要な情報の大半が揃います。

この記事を書いた人

高崎

インフォサクセス 代表 / Webディレクター

SEO実務歴16年、ライティング歴15年、Web制作歴12年。SEO検定1級。名古屋を拠点に、ホームページ制作からSEO、AI検索対策までを一貫して担当しています。

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