ホームページ制作

ホームページ制作の期間|遅れるのは原稿と写真を待つ時間

ホームページ制作の期間|遅れるのは原稿と写真を待つ時間

「どれくらいで完成する?」「思ったより公開が遅れている!」と感じていませんか?

目安の日数は調べれば出てきますが、なぜ延びるのかまでは書かれていません。

この記事では、規模ごとの期間の目安、工程別にかかる日数、遅れが発生する場所、着手前に用意しておくもの、間に合わないときに削ってよい範囲までを解説します。

制作を依頼する方が、待ち時間の正体を知って進行を早められるようになります。

ホームページ制作の期間、規模別の目安

大規模サイトは半年ほど、企業サイトは2から3か月、小規模は1か月前後、LPは2週間ほどという規模別の期間を棒の長さで比べた図
ページ数より、決めることの多さで期間が変わります

制作期間は規模で変わります。1ページのLPなら2週間ほど、一般的な企業サイトで2〜3か月が目安です。

ただしこの数字は、順調に進んだ場合のものです。実際には準備の状況によって、同じ規模でも倍近く差が出ます

ページ数だけでは決まらない

10ページのサイトでも、内容が固まっていれば1か月で公開できます。逆に5ページでも、伝えることが決まっていなければ3か月かかります。

ページ数を減らせば早く終わると考えがちですが、内容が固まっていなければ同じところで止まります。減らすなら、伝えることの範囲から絞ります。

期間を左右するのは作業量より、決めることの多さです。誰に何を伝えるかが決まっていないほど、長くなります

自作する場合

自分で作る場合は、学習の時間が加わります。ツールの使い方を覚えながら進めると、2か月から半年ほど見込む必要があります。

途中で止まったまま放置されるケースも多くあります。始める前に、時間を割ける量を見積もってから決めてください

工程ごとにかかる日数

設計、デザイン、実装、確認と公開という4つの工程を上から順に進む流れを示した図
前の工程が終わらないと、次に進めません

制作は4つの工程を順に進みます。設計、デザイン、実装、確認です。

それぞれが独立していないため、前が止まると全体が止まります。工程がつながっているので、同時並行で進められる部分は限られます

設計に2〜3週間

目的とターゲットを決め、ページ構成を固めます。ここが曖昧なまま進むと、後工程で作り直しが発生します。

短縮したくなる工程ですが、削ると結果的に伸びます。設計に1週間足すことで、実装の手戻りが2週間減ることもあります。

デザインと実装に1〜2か月

トップページのデザインを固めてから、下層ページに展開します。実装はデザインが確定してから始まります。

この間、発注側は確認と原稿の提供が中心になります。制作側が手を動かしている時間は、全体の半分程度です

確認と公開に1〜2週間

表示の確認、動作の確認、サーバーへの設置。ここを短縮すると、公開後に問題が出ます。

特にスマートフォンでの表示と、問い合わせフォームの動作は必ず確かめます。画面を縮めた確認では足りないので、実機で1回操作するまでは完了とみなしません

この工程を1週間見込んでおくと、公開直前に慌てずに済みます。修正が出ても対応できる余白になります。

制作期間が遅れる原因は制作側にないことが多い

打ち合わせが終わり、原稿が届き、写真が揃い、確認の返事が来るという段階を経る中で、下の3つが発注側の作業を待つ時間であることを示した図
下の3つは、発注側の作業を待っている時間です

予定より延びるとき、止まっている場所はほぼ決まっています。原稿、写真、確認の返事です。

制作側の作業が遅いから延びるのではなく、待ち時間が積み重なって延びます。この構造を知っておくと、どこを急げばいいか分かります

原稿が固まらない

最も多い原因です。サービス内容や自社の強みを言葉にする作業は、思ったより時間がかかります。

完璧な文章を目指すと、いつまでも出せません。まず粗い状態で出し、制作側と一緒に直すほうが早く進みます

制作側は構成の型を持っているので、断片的な情報でも並べ替えられます。文章として整っていなくても、箇条書きで渡して構いません。

写真が揃わない

撮影が必要な場合、日程調整だけで2週間かかることがあります。天候や店舗の休業日にも左右されます。

撮影が要るかどうかは、着手時点で決めておきます。素材写真で足りるなら、その判断も早いほうが進みます。

確認の返事が返らない

デザインを出したあと、社内で回覧するのに1週間かかる。この時間も制作期間に含まれます。

決裁者が複数いる場合は、確認の期限を先に決めておきます。誰が最終的に決めるかが曖昧だと、意見が割れて止まります

先に用意しておくもの

載せる情報、写真、決める人、公開日という着手前に用意しておく4つを示した図
着手前に4つ揃うと、待ち時間がほぼ消えます

制作を依頼する前に4つを用意しておくと、進行が大きく変わります。情報、写真、決める人、公開日です。

すべて完璧に揃える必要はありません。現時点で分かっているものを出すだけで、待ち時間が減ります

既存の資料でよい

会社案内、営業資料、これまでのパンフレット。新しく書き起こさなくても、素材として使えます。

制作側は、その資料をもとに構成案を作れます。ゼロから聞き取るより早く、内容も正確になります

手元に何もない場合は、既存の名刺やチラシでも構いません。伝えたいことの断片があれば、そこから組み立てられます。

決める人を先に決める

誰が最終確認をするのかを、着手前にはっきりさせます。複数名で見る場合も、決定権を持つ人を1人決めておきます。

ここが曖昧だと、確認のたびに意見が増えて収束しません。作業が進んだ段階での方針転換が、最も期間を延ばします

制作期間を短くするために削ってよいもの

公開日が動かせないとき、範囲を減らせるならページ数を減らし、減らせないなら公開日を動かすという判断を示した図
確認を省いて出すと、動かないまま公開することになります

公開日が決まっていて間に合わない場合、削れるものと削ってはいけないものがあります。

削ってよいのはページ数です。まず必要なページだけで公開し、残りは後から足せます

段階的に公開する

トップページと主要な数ページで先に公開し、実績や事例は後から追加する。この形なら公開日を守れます。

ホームページは公開してから育てるものです。公開してから足せるので、全ページ揃うまで待つ必要はありません

確認は省かない

削ってはいけないのが動作確認です。ここを飛ばすと、公開したのに機能していない状態になります。

このサイトでも実際に起きました。トップページの問い合わせフォームに送信処理が実装されておらず、押しても何も起きない状態でした。しかもヘッダーからフッターまで16箇所すべてのボタンが、その動かないフォームを指していました

公開を優先した結果、確認が抜けていたためです。数か月かけて作っても、送信できなければ問い合わせは1件も届きません。

よくある質問

最短どれくらいで公開できますか。
情報と写真が揃っていれば、小規模なサイトで2週間程度です。ただし準備がない状態から始めると、その分が加わります

急いでいると伝えれば早くなりますか。
制作側の作業は前倒しできますが、原稿と確認を待つ時間は変わりません。急ぐなら、発注側の準備を先に済ませるほうが効きます。

途中で内容を変更できますか。
できますが、工程が進むほど影響が大きくなります。デザイン確定後の構成変更は、実装のやり直しになります。

公開日を先に決めても大丈夫ですか。
決めたほうが進みます。ただし逆算して、原稿と写真の締切も同時に決めてください。公開日だけ決めても守れません。

まとめ

制作期間は規模で変わりますが、実際に差を生むのは決めることの多さです。企業サイトで2〜3か月が目安になります。

延びる原因の多くは、原稿と写真と確認を待つ時間です。制作側が手を動かしている時間は、全体の半分程度にとどまります

着手前に、載せる情報、写真、決める人、公開日の4つを用意しておくと待ち時間が減ります。既存の資料をそのまま渡すだけで構いません。

まず手元にある会社案内や営業資料を集めるところから始まります。それがそのまま原稿の素材になります。

この記事を書いた人

高崎

インフォサクセス 代表 / Webディレクター

SEO実務歴16年、ライティング歴15年、Web制作歴12年。SEO検定1級。名古屋を拠点に、ホームページ制作からSEO、AI検索対策までを一貫して担当しています。

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