ホームページで集客できない理由|予算と期間で決める打ち手

「作ったのに人が来ない」「広告とSEOどっちが先?」と迷っていませんか?
すべての施策を同時に進められる予算と時間はありません。順番を決める軸は、予算と成果までの期間の2つです。
この記事では、集客できない原因、流入経路ごとの特性、予算と成果までの期間で決める打ち手、組み合わせ方、やってはいけない予算の使い方までを解説します。
限られた予算でWeb集客を始める方が、どの手段から着手するかを決められるようになります。
ホームページで集客できない理由は、手段を選んでいないこと

ホームページは、来た人を受け止める器です。人を連れてくる仕組みは別に必要で、そこを用意していないと何も起きません。
ホームページは器でしかない
公開すれば検索から人が来る、という思い込みが最初のつまずきです。実際には、検索で見つけてもらうにも、広告を出すにも、それぞれ別の作業が要ります。
制作会社に「集客できるサイトを作ります」と言われて作ったのに人が来ない、という相談は少なくありません。話を聞くと、集客の手段を契約に含めていないケースがほとんどです。
原因を数える前に決めること
原因を13個並べても、優先順位がなければ動けません。先に決めるのは月にいくら使えるかと、いつまでに結果が要るかの2つです。
この2つが決まれば、選べる手段は自動的に絞られます。逆にここが曖昧なまま施策を並べると、全部に手を出して全部が中途半端になります。
決め方は難しくありません。月に使える金額は経費から逆算できますし、いつまでに結果が要るかは事業の状況で決まります。この2つを紙に書くだけで、判断が変わります。
SELF CHECK
月にかけられる予算は、どのくらいですか。
診断結果
記事を自社で書きます
この予算では広告を出しても、クリック数が足りず判断材料になりません。
時間を使って記事を積みます。月1本でも半年で6本になり、書いた分は残り続けます。
診断結果
広告で検証してから記事に回します
まず広告を少額で出し、どの語から問い合わせが来るかを確かめます。1か月で傾向が出ます。
成果のあった語だけを記事の対象にします。広告費が調査費として回収できる使い方です。
診断結果
広告と記事を並行できます
広告で当面の問い合わせを確保しつつ、記事で中長期の流入を作ります。
ただし記事を外注する場合、書ける人を確保できるかが分かれ目です。月2本を安定して出せる体制が要ります。
診断結果
記事を書くのが唯一の手段です
広告なしでも進められますが、狙う語の選定を慎重に行う必要があります。
検索結果の下部に出る関連する語や、実際に顧客から受けた質問を材料にしてください。
ホームページの集客手段は3つに絞れる

手段は多いように見えて、実質3つです。中小企業が同時に回せるのは1つか2つまでと考えてください。
SEO
検索から来てもらう手段です。費用は記事を書く手間か外注費で、掲載自体に課金はありません。積み上げれば止めても流入が残ります。
当サイトも記事を積み上げている最中で、公開から日が浅い段階です。書いた記事が検索で評価されるまでの時間は、こちらも待っています。
ただし成果まで時間がかかります。記事を書き始めてから、検索で人が来るまで半年は見てください。
広告
費用を払って検索結果や他サイトに表示する手段です。出稿した日から人が来ます。
逆に、止めれば翌日から流入がゼロになります。資産は残らず、払い続ける前提の手段です。
MEO・SNS
店舗や地域密着の事業なら、Googleビジネスプロフィールの整備が効きます。地図検索で表示される仕組みで、設定自体は無料です。
営業時間、写真、サービス内容を埋めるだけでも表示のされ方が変わります。費用がかからないので、該当する業種なら最初に手をつけてよい範囲です。
SNSは商材との相性で決まります。見た目で判断される商材なら効き、比較検討が長い商材だと効きにくい傾向があります。
飲食店や美容室のように写真で伝わる業種は向いています。逆に、法人向けの技術サービスのように検討期間が数か月に及ぶ商材だと、投稿を続けても問い合わせにはつながりにくい。
予算で決まる集客の打ち手
使える金額で、選べる手段が決まります。予算を先に決めてから、手段を選んでください。
月5万円から50万円まで
| 月の予算 | 選ぶ手段 | 考え方 |
|---|---|---|
| 5万円 | 1つに集中 | 記事を自社で書くか、広告に全額 |
| 20万円 | 2つを組み合わせ | 広告で今、SEOで先を作る |
| 50万円 | 3つを運用 | 効果を測りながら配分を変える |
金額は目安です。ただし5万円で3つに分けると、どれも動きません。1つあたり月1〜2万円では、広告なら表示回数が足りず、SEOなら記事が1本も書けません。
5万円のとき
記事を自社で書くなら、費用はほぼゼロで済みます。時間は月7時間ほど必要です。書ける人がいるなら、この選択がいちばん効率が良い。
書く時間が取れないなら、広告に全額を入れてください。中途半端に分けるより、1つに寄せるほうが数字が動きます。
手段ごとに成果が出るまでの時間が違う

3つの手段は、成果までの時間がまったく違います。この差を知らないと、SEOを3か月で止めることになります。
広告は即日、SEOは半年
広告は出稿した日から表示されます。数字も翌日には出るので、効果の判断が早い。
SEOは記事を書いてから、インデックス登録、評価、順位の安定まで時間がかかります。3か月で判断すると、ほぼ必ず「効果がない」という結論になります。
併用の順番
予算が20万円以上あるなら、広告とSEOの併用が現実的です。順番は、広告を先に始めてSEOを並行して育てる形になります。
広告で今の問い合わせを作りながら、半年後にSEOからの流入が乗ってくる。SEOが立ち上がったら、広告の予算を下げられます。
逆の順番だと苦しくなります。SEOだけで始めると、半年間まったく問い合わせが来ない期間を耐えることになります。その間に予算が尽きるか、判断が揺れて止めてしまう。
集客でやってはいけない配分

失敗の仕方には型があります。3つとも、始める前に避けられます。
全部に薄く配る
月10万円をSEO・広告・SNS・MEOに2.5万円ずつ配る。これがいちばん結果が出ません。どの手段も動くだけの量に届かないためです。
さらに4つ同時だと、何が効いたのかも分かりません。1つに寄せて数字を見てから、次を足してください。
効果を測らずに続ける
広告を出しているのにクリック数も問い合わせ数も見ていない、という状態がよくあります。測っていなければ、改善のしようもありません。
最低限、月1回は数字を確認してください。見ていない数字は、増えても減っても気づけません。
見るのは3つで足ります。アクセス数、問い合わせ数、そして広告を出しているなら費用です。スプレッドシートに月1行ずつ足していけば、半年後には判断材料になります。
制作だけで終わる
サイトを作ったところで予算を使い切り、集客の手段に回す分が残らない。これが最も多いパターンです。
制作費を決めるときに、公開後の集客予算も一緒に考えてください。総額100万円を用意できるなら、全額を制作に使うより、70万円で作って30万円を集客に回すほうが動きます。
よくある質問
SNSだけで集客できますか。
商材によっては可能です。ただしアカウントが止まれば流入もゼロになります。自社サイトを持たない前提は、リスクが集中します。
広告はいくらから始められますか。
月3万円程度から出稿できます。ただし語の単価が高い業種だと、その金額では表示回数が足りません。まず1か月試して、クリック単価を確認してください。
クリック単価が高すぎる場合は、狙う語を絞ると下がります。「ホームページ制作」より「名古屋 採用サイト 制作」のほうが競合が少なく、単価も抑えられます。
SEOと広告、どちらを先に始めますか。
今すぐ問い合わせが必要なら広告、半年後を見据えるならSEOです。両方できるなら、広告を先に始めてSEOを並行させます。
まとめ
ホームページは器で、人を連れてくる手段は別に要ります。選べるのはSEO・広告・MEO/SNSの3つです。
選び方は予算と時間で決まります。広告は即日で止めれば止まり、SEOは半年かかるが止めても残ります。
月5万円なら1つに集中してください。薄く配ると、どれも動かず原因も分かりません。まず月にいくら使えるかを決めるところから始まります。


