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キーワード選定のやり方|月2本しか書けない会社の選び方

キーワード選定のやり方|月2本しか書けない会社の選び方

「検索ボリュームが大きい語から選べばいい?」「でも月2本しか書けない!」と悩んでいませんか?

よくある手順は、毎月たくさん書ける体制が前提です。

この記事では、検索ボリュームより先に見る基準、選ぶ手順、外す語、無料の調べ方、書く順番を解説します。

少ない本数で成果を出したい方が、限られた時間で狙う言葉を選べるようになります。

書ける本数が少ないほど、検索ボリュームから選ばない

毎月たくさん書ける体制と月に2本ほどしか書けない体制を2列で比べ、たくさん書けるなら検索ボリュームの大きい語から試せるが、少ないなら自社が答えられる語から確実に選ぶことを示した図
本数が少ないほど、1本の外れが重くなる

キーワードを選ぶ基準は、月に書ける本数で変わります。本数が少ないなら、検索ボリュームの大きい語から順に試す方法は合いません。

比べる点 たくさん書ける体制 月に2本ほどの体制
選び方 検索の多い語から試す 答えられる語から選ぶ
外れたとき 本数で取り返せる 取り返すのに時間がかかる
候補の数 多く集めて絞る 少なく集めて確実に書く

1本の重みが違う

毎月20本書ける体制なら、外れる語があっても本数で取り返せます。月に2本だと、1本の外れがそのまま数か月分の遅れになります。

当サイトの実測では、記事1本に調査から図の作成まで7時間かかりました。月に14時間を記事に使えても、書けるのは2本です。

だからこそ、候補を広げるより、確実に書ける語を選ぶほうが理にかなっています。

先に見るのは、自社が答えられるか

最初の基準は、その語で検索した人の疑問に、自社が中身のある答えを出せるかです。検索ボリュームは、その次に見れば足ります。

検索が多い語でも、調べた情報をまとめ直すだけの記事しか書けないなら選ばないでください。反対に、検索が少ない語でも、探している人が発注を考えているなら価値があります。

答えられる語は、商談や問い合わせの中にすでにあります。

キーワードを選ぶ4つの手順

キーワードを選ぶ手順として、客の言葉を書き出す、検索窓の候補で確かめる、上位10件の顔ぶれを見る、問い合わせに近い順に並べる、の4つを順に並べた図
最初に開くのはツールではなく、問い合わせの記録

手順は4つです。最初にやるのは、ツールを開くことではありません。自社の中にある言葉を書き出すところから始めます。

ツールから集めた語は、数は多くても、自社の客が使う言葉とずれていることがあります。客の言葉を先に集め、ツールはそれを確かめるために使ってください。この順番なら、少ない候補でも外れにくくなります。

① 客の言葉を書き出す

商談や問い合わせで実際に聞かれることを、20個ほど書き出してください。「いくらかかりますか」「作ったあとの更新は」といった質問の形で構いません。

実際に聞かれた質問は、ほかの人も検索している見込みが高い言葉です。思い出せない場合は、過去の問い合わせのメールを見返してください。件名や本文に、客が使う言葉がそのまま残っています。

② 検索窓の候補で確かめる

書き出した言葉を検索窓に入れ、候補が表示されるかを見ます。「ホームページ制作 費用」と打って候補が並べば、検索されている語です。

候補が1つも出ない語は、検索されていないことが多くあります。業界の専門用語や、社内での呼び方で考えている場合がこれに当たります。

候補に出てきた別の言い方も、あわせて控えておいてください。

③ 上位10件の顔ぶれを見る

候補の語で実際に検索し、上位10件を開きます。どんなサイトが並んでいるかで、今のサイトで狙えるかを判断できます。

同じ規模の事業者のサイトが並んでいるなら、狙える語です。大手のポータルや比較サイトばかりなら、今挑む相手ではありません。

個人のブログや数年前の記事が混ざっている語は、新しく正確な内容を書けば入れ替われる余地があります。

④ 問い合わせに近い順に並べる

残った語を、問い合わせに近い順に並べます。ここまでで、20個の候補が数個まで減っていることも珍しくありません。

減った数に不安を感じるかもしれませんが、月に2本なら数個でも数か月分の材料です。候補は、書きながら増えていきます。

並べた順番が、そのまま書く順番の下書きになります。迷う語があれば、商談で何度も聞かれた質問を上に置いてください。

外してよいキーワードの3つの条件

外してよいキーワードの条件として、大手が押さえている語、検索されていない語、自社が答えを持たない語の3つを並べた図
選ぶ基準より、外す基準のほうが作業は速い

選ぶ基準より、外す基準を持つほうが作業は速く進みます。候補が20個あっても、次の3つに当てはまる語を外すだけで、かなり減ります。

外した語は捨てるのではなく、別の一覧に移しておいてください。サイトの記事が増え、評価が積み上がってから、改めて狙える語もあります。今の体制で書ける語に絞ることが、少ない本数で成果を出す近道です。

① 大手が押さえている語

「ホームページ制作」のような短い語は、大手が年数をかけて上位を押さえています。開設したばかりのサイトが正面から競っても、記事の質だけでは届きません。

ただし、語を足せば話は別です。「名古屋 ホームページ制作 費用」まで絞ると、上位に同じ規模の事業者が並ぶことがあります。

語を足すほど検索の数は減る一方で、探している人の目的ははっきりしてきます。

② 検索されていない語

業界の専門用語や、自社だけで使っている言い方は、客が検索しません。「サイト構築」より「ホームページ制作」のほうが探されるのは、客が使う言葉だからです。

判断は、検索窓の候補で足ります。候補が出ない語は、そもそも探されていないと考えて外してください。

迷う語は、客に直接どう呼んでいるかを聞いてみるのが確かです。

③ 自社が答えを持たない語

検索されていて、競合も強くない。それでも、自社が中身を書けない語は選ばないでください。

調べた情報をまとめ直した記事は、ほかのサイトにも同じ内容があります。読者にもGoogleにも、その記事を選ぶ理由がありません。

自社で試したことや、案件で起きたことを書ける語を残します。書く材料が社内にあるかを、選ぶ段階で確かめておくと迷いません。

キーワードを無料で調べる3つの方法

キーワードを無料で調べる方法として、検索窓の候補で探されている語を知る、Search Consoleで自社がすでに表示された語を知る、キーワードプランナーで検索の多さの目安を知る、の3つを並べた図
月に2本の規模なら、有料のツールは要らない

月に2本ほどの規模なら、有料のツールは要りません。調べ方は、無料で使える次の3つで足ります。

使うもの 分かること 使う場面
検索窓の候補 実際に探されている語 候補を広げる
Search Console 自社がすでに表示された語 次に書く語を探す
キーワードプランナー 検索の多さの目安 候補を比べる

3つを順に使えば、候補を広げるところから比べるところまで、無料で進められます。

① 検索窓の候補

検索窓に語を入れたときに出る候補は、実際に探されている言葉の手がかりです。語の後ろに空白を入れると、組み合わせて検索される語も並びます。

候補は、ログインの状態や地域によって変わることがあります。気になる語は、別の端末でも確かめてみてください。

出てきた候補は、表計算ソフトに書き写して残します。書き出した客の言葉と並べると、言い方の違いが見えてきます。

② Search Console

記事を何本か公開したあとなら、Search Consoleの検索パフォーマンスが最も役に立ちます。自社がすでに表示された語が、そのまま候補になるためです。

表示回数はあるのにクリックが少ない語を探してください。その語に向けて記事を書き直すか、新しく書くと、上位に入りやすくなることがあります。Googleがすでに自社と関連づけている語だからです。

③ キーワードプランナー

Google 広告のキーワードプランナーでは、検索の多さの目安を調べられます。広告を出していない場合は、数値が幅で表示されます。

幅で表示されても、候補どうしを比べる目安としては十分です。検索の多さは最初の基準にせず、候補が絞れたあとに順番を決める参考にしてください。使うにはGoogle 広告のアカウントが要りますが、広告を出さなくても登録できます。

選んだキーワードを書く順番

選んだキーワードを書く順番として、地域名と業種と費用のように問い合わせに近い語を先に書き、用語の解説のように勉強している人が多い語を後に書くことを、上から下への順番で示した図
問い合わせに近い語から書く

残った語をどの順で書くか。基本は、問い合わせに近い語から書くことです。月に2本なら、半年で書けるのは12本ほどです。

限られた本数の中で、成果につながりやすい語を先に置きます。アクセスを集めやすい語は、問い合わせにつながる記事がそろってから書いても遅くありません。書いた記事どうしを内部リンクでつなげば、あとから書いた記事の評価も前の記事に回ります。

問い合わせに近い語から書く

「地域名と業種と費用」のような語は、検討が進んだ人が使う言葉です。数は少なくても、問い合わせにつながりやすい語です。

一方、「◯◯とは」のような用語の解説は、検索の数は多くても、勉強している人が中心になります。アクセスは増えても、問い合わせには結びつきにくい語です。

用語の解説は、問い合わせに近い記事から内部リンクでつなぐ形にすると生きてきます。

1本目は、自社が最も詳しく書ける語にする

最初の1本は、自社が最も詳しく書ける語にしてください。書きやすさが、その後を続けられるかを左右します。

当サイトも、1本目は自社で実際に試した内容から書き始めました。1本目でつまずくと、2本目に進めなくなります。

1本を書き上げると、2本目以降にかかる時間も読めるようになります。書けた時間を記録しておき、月に書ける本数を見直してください。

1つの記事で狙う検索意図は1つにする

「ホームページ 費用」と「ホームページ 相場」のように、探している内容が同じ語は1本にまとめます。検索結果の上位がほぼ同じなら、同じ意図と考えて構いません。

反対に、意図の違う語を1本に詰めると、どちらの読者にも答えが浅くなります。迷ったら、2つの語で検索して上位の顔ぶれを比べてください。半分以上が同じ記事なら、1本にまとめて構いません。

キーワード選定のやり方に関するよくある質問

検索ボリュームは、まったく見なくていいですか

候補が絞れたあとの参考にはなります。ただし、最初の基準にはしないでください。

書けない語を選んでも、記事になりません。自社が答えられる語を先に選び、その中で順番を決めるときに検索の多さを見ます。同じくらい問い合わせに近い語が並んだときに、検索の多い語を先に書く、という使い方が合っています。数字は目安と割り切り、細かな差で順番を入れ替える必要はありません。

競合が狙っている語を、まねしてもいいですか

候補の参考にはなります。競合の記事の題名や見出しから、自社が見落としていた言い方が見つかることもあります。

ただし、同じ語で同じ構成の記事を書いても、後から出した記事が上に行く理由はありません。上位の記事が触れていない論点や、自社にしか書けない内容を探してください。競合の記事は、何が足りないかを見つけるために読みます。

有料のツールは、いつ必要になりますか

記事が増え、競合の動きを継続して追いたくなった段階で考えれば足ります。月に2本ほどの規模なら、無料の3つで困ることはほとんどありません。

入れる前に、何を測りたいのかを先に決めておいてください。目的が決まっていないと、契約しても使わない機能に費用を払うことになります。無料の範囲で何が足りないかを書き出してから、比べてみてください。

地域名は付けたほうがいいですか

地域の客を相手にする事業なら、付けた語も候補に入れてください。「名古屋 ホームページ制作」のように、地域名を付けて探す人は少なくありません。

ただし、地域名を変えただけの記事を量産するのは避けてください。中身がほぼ同じページを大量に作ると、Googleのスパムポリシーに触れるおそれがあります。地域ごとに書ける中身があるかで判断します。

選んだ語で書いたのに、順位が付きません

まず、その記事が検索結果に載っているかを確かめてください。Search ConsoleのURL検査で、登録されているかが分かります。

載っているなら、上位10件の顔ぶれをもう一度見直します。大手ばかりなら語を絞り、同じ規模の事業者が並んでいるなら、上位にない論点を書き足してください。公開してすぐは順位が動きやすいため、数週間は様子を見ます。

まとめ

月に2本ほどしか書けないなら、検索ボリュームより先に、自社が答えられるかを見てください。書けない語を選んでも、記事になりません。

大手が押さえている語、検索されていない語、答えを持たない語を外せば、候補はかなり絞れます。調べ方は、検索窓の候補、Search Console、キーワードプランナーの無料の3つで足ります。

まずは、商談や問い合わせで聞かれたことを20個書き出すところから始めてください。

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