キーワード選定のやり方|月2本しか書けない会社の選び方

「検索ボリュームで選べばいい?」「月2本しか書けないけど!」と悩んでいませんか?
一般的な手順は、月に20本書ける体制を前提に組まれています。書ける本数が違えば、選ぶ順番そのものが変わります。
この記事では、検索ボリュームより先に見る基準、選んではいけない3つのキーワード、無料でできる調べ方、そして書く順番の決め方までを解説します。
少ない本数で成果を出したい方が、限られた時間で狙うべき言葉を選べるようになります。
SEOキーワードは検索ボリュームから選ばない

選ぶ基準は、書ける本数で変わります。月に2本しか書けないなら、100語の候補を絞る作業そのものが無駄になります。
上位記事の前提との違い
月20本書ける体制なら、検索ボリュームの大きい語から順に潰していけます。外れても本数でカバーできるためです。
月2本だと1本の重みが10倍違います。1本外すと、取り戻すのに半年かかります。だから候補を広げるより、確実に書ける語を選ぶほうが合理的です。
先に見るのは「答えられるか」
その語で検索した人の疑問に、自社が中身のある答えを出せるか。ここが最初の基準です。
検索ボリュームが月1,000あっても、調べた情報をまとめ直すだけの記事しか書けないなら選ばないでください。逆に月10回しか検索されなくても、その10人が発注検討者なら価値があります。
SEOキーワードを選ぶ手順4つ

手順は4つです。順番が大事で、最初にやるのはツールを開くことではありません。自分の頭の中にある言葉を書き出すところから始めます。
客の言葉を書き出す
商談や問い合わせで実際に聞かれることを、20個ほど書き出してください。「ホームページはいくらかかりますか」「作った後の更新はどうするんですか」といった質問です。
これが最も精度の高い候補になります。実際に聞かれた質問は、他の人も検索している可能性が高いためです。ツールから出てくる語より、確実に客の関心に近い。
思い出せない場合は、過去の問い合わせメールを見返してください。件名や本文に、客が使う言葉がそのまま残っています。
検索して確かめる
書き出した言葉を検索窓に入れて、候補が出るかを見てください。「ホームページ制作 費用」と打って候補が並べば、検索されている語です。
候補が1つも出ない語は、検索されていない可能性が高い。多くの場合、専門用語や社内用語を狙っているケースです。
競合を見る
候補の語で実際に検索し、上位10件を開いてください。誰が並んでいるかで、狙えるかどうかが判断できます。
同規模の事業者サイトが並んでいるなら狙えます。大手のポータルや比較サイトばかりなら、いま挑む相手ではありません。
個人のブログや数年前の記事が混ざっているなら、比較的取りやすい語です。情報が古いまま放置されている記事は、新しく正確な内容を書けば置き換わる可能性があります。
順番を決める
残った語を、問い合わせに近い順に並べます。ここまでで、20個の候補が5〜8個まで減っているはずです。
並べ方は後の見出しで扱います。減った数に不安を感じるかもしれませんが、月2本なら5個あれば3か月ぶんです。候補は書きながら増えていきます。
選んではいけないキーワード3つ

選ぶ基準より、外す基準を持つほうが作業は速く進みます。候補が20個あっても、この3つで半分は消えます。
大手が押さえている語
「ホームページ制作」のような1語のキーワードは、大手が資金と年数をかけて押さえています。開設したばかりのサイトが正面から競っても届きません。
ただし語を足せば変わります。「名古屋 ホームページ制作 費用」まで絞れば、上位に同規模の事業者が並ぶことがあります。1語で無理でも、3語なら狙えることがあります。
語を足すほど検索数は減りますが、検討段階の人の割合は上がります。月に10回でも、その全員が発注を考えているなら十分です。
検索されていない語
業界の専門用語や、自社だけで使っている言い方は検索されません。「サイト構築」より「ホームページ制作」のほうが検索されるのは、客が使う言葉だからです。
判断は検索窓の候補で足ります。候補が出ない語は、そもそも需要がありません。
答えを持たない語
検索ボリュームがあり、競合も強くない。それでも自社が中身を書けない語は選ばないでください。
調べた情報をまとめ直した記事は、他所にも同じ内容があります。同じ内容が他所にもあるので、選ばれる理由がありません。
キーワードを無料で調べる方法
月2本の規模なら、有料ツールは不要です。調べ方は、無料で使える3つで足ります。
3つの使い分け
| 使うもの | 分かること | 使う場面 |
|---|---|---|
| 検索窓の候補 | 実際に検索されている語 | 候補を広げる |
| Search Console | 自社がすでに表示された語 | 次に書く語を探す |
| 上位10件 | 競合の強さと記事の型 | 狙えるかを判断 |
この3つを順に使えば、候補の洗い出しから絞り込みまで終わります。所要時間は1つの語につき5分ほどです。
Search Consoleが一番効く
記事を数本公開した後なら、Search Consoleの検索パフォーマンスが最も役に立ちます。自社が実際に表示された語が、そのまま候補になるためです。
表示回数はあるのにクリックが少ない語を探してください。その語で改めて記事を書けば、上位に入る可能性があります。すでに検索エンジンが自社を関連づけている証拠だからです。
選んだキーワードを書く順番

残った語をどの順で書くか。並べ方は1つで、問い合わせに近い語から書きます。月2本なら、半年で12本しか書けません。
CVに近い語から
「地域名+業種+費用」は、検討が進んだ人が使う語です。数は少なくても、問い合わせにつながる確率が高い。
一方「◯◯とは」のような用語解説は、検索数は多いものの勉強している人が中心です。アクセスは増えても、問い合わせにはつながりにくい語です。
1本目に選ぶべき語
最初の1本は、自社が最も詳しく書ける語にしてください。書きやすさが継続を左右します。
当サイトも1本目は自社が実際に検証した内容から書き始めています。1本目でつまずくと、2本目に進みません。
検索数が少なくても構いません。1本書き上げる経験があると、2本目以降の時間が読めるようになります。まず1本を完成させることが目的です。
よくある質問
検索ボリュームは全く見なくていいですか。
候補が絞れた後の参考にはなります。ただし最初の基準にはしないでください。書けない語を選んでも記事になりません。
1記事に複数のキーワードを狙えますか。
検索意図が同じなら1記事にまとめられます。「ホームページ 費用」と「ホームページ 相場」は同じ意図なので1本で足ります。意図が違う語を1本に詰めると、どちらにも届きません。
競合が使っている語を真似してもいいですか。
候補の参考にはなります。ただし同じ語で同じ構成の記事を書いても、後発では勝てません。上位が触れていない論点を探すほうが確実です。
まとめ
月に1〜2本しか書けないなら、検索ボリュームより先に「自社が答えられるか」を見てください。書けない語を選んでも記事になりません。
大手が押さえている語、検索されていない語、答えを持たない語。この3つを外すだけで、候補は半分に減ります。
調べ方は無料の3つで足ります。使うのは、検索窓の候補とSearch Consoleと上位10件。まず商談で聞かれることを20個書き出すところから始まります。


