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トピッククラスターとは|記事が揃わないうちは作れない

トピッククラスターとは|記事が揃わないうちは作れない

「柱の記事から書けばいい?」「作り方を読んでも進まない!」と止まっていませんか?

手順の解説は多くありますが、自社の記事数で始められるのかまでは書かれていません。

この記事では、柱と枝の構造、記事数が足りないと成立しないこと、柱を最後に書く理由、カニバリを避ける分け方、作ったあとに続く管理までを解説します。

記事を増やしている途中の方が、いま構造を作るべきかどうかを判断できるようになります。

トピッククラスターは柱と枝を内部リンクでつなぐ構造

カテゴリーという扱う範囲の上に全体をまとめる柱の記事があり、その上に個別に深く書く枝の記事が乗る三層構造を示した図
柱と枝は、内部リンクで往復させてつなぎます

トピッククラスターは、1つのテーマを柱と枝に分けて内部リンクでつなぐ構造です。柱がピラーページ、枝がクラスターページと呼ばれます。

1本ずつ独立して書いていた記事を、テーマ単位のまとまりとして扱えるようにする考え方です。

目的は、そのテーマを網羅していることを示すことです。記事が散らばっている状態を、まとまりとして扱えるようにします

柱は広く、枝は深く

柱はテーマの全体像を扱います。用語の意味、種類、進め方の概要。読者が最初に読む位置づけです。

狙う語も違います。柱は範囲の広い語、枝は具体的で絞られた語を狙います。この住み分けができていないと、柱と枝で競合します。

枝は個別のテーマを掘り下げます。柱で1段落しか触れなかった内容を、1本の記事にします

リンクは往復させる

柱から枝へ、枝から柱へ。両方向に張ります。片方向だけでは、構造として認識されません

枝どうしは、内容が近いものだけをつなぎます。すべてを相互につなぐと、関係の薄いリンクが増えます。

リンクの数を増やすことが目的ではありません。読者が次に読みたいと思う順路を作るつもりで張ります。

トピッククラスターは記事数が足りないと成立しない

記事の数とテーマの絞りという2軸で、記事が多くテーマが狭ければ柱を立て、記事が少ないうちは枝を増やすことを示したマトリクスの図
左側にいる間は、構造より本数を増やします

ここが最も重要な前提です。枝が3本しかない状態で柱を作っても、まとめる対象がありません。

目安として、1つのテーマで15〜20本は必要です。それ未満の段階でやるべきなのは、構造を作ることではなく記事を増やすことです

数字に厳密な根拠はありません。ただし枝が5本程度だと、柱に書ける内容が各枝の要約だけになります。それなら枝を読めば足りる、という状態になります。

少ないうちは何をするか

記事を書きます。構造の設計に時間を使うより、扱うテーマを1つずつ埋めるほうが先です。

ただし後から構造にできるよう、カテゴリーだけは決めておきます。あとで振り直す作業が減ります。

このサイトの現状

このサイトは記事が29本、カテゴリーが5つです。内訳はSEOが13本、ホームページ制作が9本、AI検索対策が6本、地域とその他の比較が各2本です。

SEOと制作は柱を立てられる段階に近づいていますが、地域と比較はまだ枝を増やす段階です。同じサイトの中でも、カテゴリーによって進み方が違います。

トピッククラスターの柱は最後に書く

枝を数本書き、共通する話を拾い、それを柱にまとめるという3段階の順序を示した図
先に柱を書くと、まとめる材料がまだありません

多くの解説は「ピラーページを作ってからクラスターを追加する」という順序で書かれています。実際には逆のほうがうまくいきます。

枝を数本書いてから、共通して出てくる論点を拾います。拾った論点を並べ直せば、それがそのまま柱になります

先に書くと薄くなる

何も書いていない段階で柱を作ろうとすると、教科書的な説明の寄せ集めになります。他のサイトにも書かれている内容だけで構成され、読む理由のない記事になります

枝を書く過程で、書き手自身の理解が深まります。その後で柱を書くと、まとめ方に自分の判断が入ります

枝から共通点を拾う

複数の枝で繰り返し出てくる話が、そのテーマの本質です。それを柱の中心に据えます。

このサイトでも、SEOの記事を書くうちに「確認してから直す」という共通の型が見えてきました。最初から見えていたわけではなく、10本以上書いてから気づいたことです

クラスターの分け方を間違えるとカニバる

2つの語で検索して上位の顔ぶれが違うなら記事を分け、同じなら1本にまとめるという判断の分岐を示した図
同じ顔ぶれなら、分けても共倒れになります

枝を分けるとき、キーワードで機械的に分けると失敗します。語が違っても検索意図が同じなら、2本作っても両方が伸びません。

判断は検索結果で行います。2つの語で検索して、上位10件の顔ぶれが違えば分けられます

同じ顔ぶれなら1本にする

上位に並ぶサイトがほぼ同じなら、Googleは同じ検索意図と判断しています。この場合は1本にまとめて、両方の語を含む形で書きます。

無理に分けると評価が分散し、どちらも中途半端な順位に留まります

すでに分けてしまった記事がある場合は、片方に統合して301でつなぎます。残すのは順位が高いほう、または内容が厚いほうです。

実際に起きた例

このサイトでも分け方を誤りました。同じテーマの記事をもう1本作ってしまい、スラッグに自動で連番が付いた状態になりました。

このときは新しく作ったほうを削除し、既存記事の中身を差し替えて統合しました。URLと公開日を維持できるので、リダイレクトを挟まずに済みます。

手順の問題であって、公開前に既存記事を検索していれば防げた失敗です

トピッククラスターを作ったあとの管理

構造を放置すると新しい枝がつながらず柱も古いままになるのに対し、手を入れれば柱から張り直し枝を足して直せることを比較した図
構造は作って終わりではなく、記事ごとに手が要ります

構造は一度作れば完成、というものではありません。記事が増えるたびに手を入れます。

新しい枝を公開したら、柱からリンクを張ります。この作業を飛ばすと、増えた記事が構造の外に取り残されます

あわせて柱の本文も見直します。新しい枝で扱った内容が柱に1行も出てこないなら、柱のほうが古くなっています。

枝が増えたら柱を分ける

1つの柱にぶら下がる枝が20本を超えると、まとめきれなくなります。テーマを2つに割り、柱も2本にします。

判断の目安は、柱の記事が長くなりすぎて全体を追えなくなったときです

タイトルを変えたら全記事を直す

柱や枝のタイトルを変更すると、他の記事から張っているリンクの文字が古いまま残ります。このサイトでも1本変えたときに、5本の記事に旧タイトルが残っていました。

記事数が増えるほど手作業では追えなくなります。サイト内を検索して、まとめて置換する形にしてください

よくある質問

何本あればトピッククラスターと言えますか。
明確な基準はありませんが、枝が15本程度は必要です。3〜5本では、柱にまとめる内容が集まりません

柱の記事はどのくらいの長さにしますか。
長さより網羅性です。各枝の内容を1段落ずつ紹介し、詳細はリンク先に譲る形にすると、必要以上に長くなりません。

カテゴリーページを柱にできますか。
できますが、一覧表示だけでは弱くなります。解説の文章を加えるか、専用の記事を柱として別に作るほうが確実です。

作れば順位は上がりますか。
構造そのものがランキング要因ではありません。網羅性を示しやすくなり、内部リンクで評価が集まりやすくなる、という間接的な効果です。中身が伴っていなければ、形だけ整えても動きません。

まとめ

トピッククラスターは、柱と枝を内部リンクで往復させてつなぐ構造です。目的は、そのテーマを網羅していることを示すことにあります。

ただし記事数が足りないと成立しません。枝が15本に満たないうちは、構造より本数を増やすほうが先です

柱は最後に書きます。枝を数本書いてから共通する論点を拾い、それを組み直したものが柱になります。

まず自分のサイトで、カテゴリーごとに記事が何本あるか数えるところから始まります。15本を超えているカテゴリーがあれば、そこから柱を立てられます。

この記事を書いた人

高崎

インフォサクセス 代表 / Webディレクター

SEO実務歴16年、ライティング歴15年、Web制作歴12年。SEO検定1級。名古屋を拠点に、ホームページ制作からSEO、AI検索対策までを一貫して担当しています。

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