MEOの順位が上がらない|その順位、どこで測っていますか

「MEO対策を続けているのに順位が上がらない」「業者の報告と違う!」と悩んでいませんか?
同じ言葉でも場所で結果が変わるため、何を信じればよいか迷うのも無理はありません。
この記事では、順位が見る人で変わる理由と、測り方の決め方、動かせる要素、業者の見分け方を解説します。
地図検索で集客したい店舗の方が、比べられる数字をもとに打つ手を判断できるようになります。
MEOの順位が、見る人によって変わる理由

Googleマップの順位には、全員に共通する数字がありません。検索する人がどこにいるかで、表示される順番が変わります。同じ時刻に検索しても、人によって並び順は違います。
「順位が上がらない」と感じたら、まずその数字をどこで測ったかを確かめてください。測る場所が違えば、同じ日でも順位は別物です。原因を探すのは、数字の出どころが分かってからで十分です。
順位は関連性、距離、知名度で決まる
Googleの公式ヘルプによると、ローカル検索の結果は主に関連性、距離、知名度で決まります。この3つを組み合わせて、最適な結果が選ばれる仕組みです。
| 要素 | 意味 |
|---|---|
| 関連性 | 検索語とプロフィールが合う度合い |
| 距離 | 検索した人から店までの距離 |
| 知名度 | 店がどれだけ広く知られているか |
このうち距離だけは、検索する人ごとに違う値になります。順位が人によって変わるのは、このためです。
距離は、検索する人の位置で変わる
距離は、検索している人から店までの距離を指します。現在地を共有していない人には、Googleが把握している位置の情報で結果が出ます。
位置情報を切っていれば全国共通の結果になる、ということはありません。店の前で1位、駅前で表示なしという状態は、矛盾ではなく仕様どおりの動きです。同業が密集する地域では、数百メートルの違いでも順番が入れ替わります。
自分のスマホで調べた順位は、当てにならない
店内で自分のスマホを使って検索すると、距離が最も近い状態で測ることになります。上位に出るのは当然で、お客さまが見ている順位とは違います。
過去に自分の店のページを何度も開いていることも、結果を左右する一因です。正確に測るなら、実際にお客さまが検索しそうな場所まで移動して調べてください。手軽さより、条件をそろえることを優先します。
MEOの順位は、測り方を先に決める

原因を探すより先に、比べられる数字を持ちます。条件が毎回違えば、良くなったのかどうかも判断できません。
決めるのは、測る地点、測る日時、見る数字の3つです。一度決めたら、途中で変えないことが大切です。条件をそろえた記録が数か月分たまると、打った手が効いたかどうかを判断できます。記録に使う道具は、表計算ソフトが1つあれば十分です。
測る地点を2か所に固定する
測る地点は、店の前と、集客したい範囲の端の2か所に絞ります。飲食店なら最寄り駅、車で来る客が多いなら幹線道路沿いといった具合です。
3か所以上にすると、記録の手間が増えて続きません。地点を選ぶときは、実際にお客さまが来ている方向を優先してください。続けられる数に絞るほうが、結果として長く記録が残ります。
週に1回、同じ曜日と時間に記録する
順位は日によって動くため、1回の数字では判断しません。毎週火曜の10時のように、曜日と時間を決めておきます。
記録は表計算ソフトで足ります。残すのは、次の4つです。
- 測った日付
- 測った地点
- 検索した言葉
- 表示された順位
続けると、季節や曜日による変動も見えてきます。順位が下がったときに、いつもの揺れかどうかを見分けられます。
順位より、ルート検索と通話の数を見る
Googleビジネスプロフィールのパフォーマンスの画面では、実際の行動の数を確かめられます。ルートを検索した人の数、通話ボタンが押された回数、サイトへのクリック数などです。
順位が上がっても、来店や問い合わせが増えなければ意味がありません。逆に順位が動かなくても、ルート検索が増えていれば効いています。検索に使われた言葉も毎月更新されるので、想定外の言葉で見つかっていないかを見てください。
MEOで動かせる要素と、動かせない要素

3つの要素のうち、手を出せるのは2つだけです。この区別をつけずに対策を続けると、時間を使っても数字が動きません。
距離が原因で表示されていないなら、ほかをいくら整えても限界があります。まずは関連性を今日中に整え、知名度は時間をかけて積み上げるものと割り切ってください。それぞれの進め方は、次のとおりです。
距離は動かせない
店の場所は変えられません。競合が密集する地域にあれば、その条件のまま戦うことになります。
できるのは、狙う範囲を現実的に絞ることです。駅の反対側で1位を狙うより、店の周辺で確実に表示される状態を作るほうが成果は早く出ます。判断の材料は、お客さまがどこから来ているかです。来店時の会話や予約の住所から、およその範囲をつかんでください。
関連性は、情報の入れ方で変わる
関連性は、検索された言葉とプロフィールが合う度合いです。公式ヘルプは、情報が充実していて正確なほど表示される可能性が高くなると説明しています。
住所、営業時間、業種、駐車場の有無などの項目に、空欄があれば埋めてください。カテゴリは、中心となる事業を表すものをできるだけ少なく選びます。店名に地名や宣伝文句を足すのはガイドライン違反で、プロフィールが停止される場合があります。
知名度は、時間をかけて積み上げる
知名度は、店がどれだけ広く知られているかです。公式ヘルプは、リンクしているサイトの数や口コミの数なども判断に使うと説明しています。
どちらも、短い期間では動きません。口コミは頼めますが、特典と引き換えにするなど禁止されている頼み方があります。地域の団体や取引先のサイトに紹介してもらえれば、外部からのリンクも少しずつ増えます。
MEOの順位保証をうたう業者に注意する

「3位以内を保証」といった提案を受けることがあります。ただし、Googleは順位を上げるための依頼や金銭には一切応じないと明言しています。
それでも保証をうたえるのは、達成しやすい条件を業者側が選んでいる場合があるからです。仕組みではなく、測り方で保証を成り立たせているおそれがあります。契約の前に、条件を自分の目で確かめてください。
Googleは、順位のための金銭を受け取らない
公式ヘルプには、ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには応じていないと書かれています。検索の仕組みの詳細も、公平さを保つために公開されていません。
つまり、お金を払えば順位が上がるという道は、Googleの側には用意されていません。順位を確実に上げられると言い切る提案は、その前提から疑う必要があります。業者ができるのは、プロフィールを整える作業の代行までです。
保証は、測る地点と検索語で成り立つ
よくあるのが、測る地点を業者側が決める形です。店の目の前から測れば、たいていの店は上位に出ます。
競合のいない言葉や、ほとんど検索されない言葉で成果を数える形もあります。店名で検索して1位になるのは、当然のことです。地点を自分で指定できない契約は、それだけで注意が要ります。保証の対象になる言葉と地点の一覧を、契約の前に出してもらってください。
契約前に確かめる3つのこと
順位保証に限らず、MEOの契約では次の3点を確かめてください。答えがあいまいな契約は、避けたほうが安全です。
- どの地点から順位を測るか
- 対象の検索語を自分で選べるか
- 順位が下がったときの扱いはどうなるか
答えられる業者なら、地点と言葉を一覧で示してきます。その一覧が自分の集客したい範囲と合っているかで判断してください。
MEOの成果は、表示と行動の推移で判断する

対策を続けても数字が動かないとき、いつ方向を変えるかを先に決めておきます。期限がないと、判断できないまま費用だけが積み上がります。
見るのは、順位よりプロフィールの閲覧数と、ルート検索や通話の数です。当サイトでは、3か月ごとの見直しを目安にしています。1回ごとの数字に一喜一憂せず、推移で判断してください。
最初の1か月は、記録をためる期間
プロフィールを整えても、結果が数字に出るまでには時間がかかります。最初の1か月は、設定の抜けを埋めて記録を始める期間と考えてください。
この時期に施策を次々と切り替えると、何が効いたのかが分からなくなります。順位を毎日確かめても、判断の材料は増えません。週に1回の記録を淡々と続けることが、あとで役に立ちます。
閲覧数が動いているかを見る
数か月たったら、パフォーマンスの画面で閲覧数の推移を見ます。伸びていれば、検索で見つけてもらえる場面が増えている証拠です。
順位の変化が小さくても、閲覧数とルート検索が伸びていれば方向は合っています。逆に閲覧数がまったく変わらないなら、カテゴリや店の情報に抜けや誤りが残っていないかを確かめてください。店名や住所の表記が、ほかのサイトと食い違っていないかも見ておきます。
動かないときは、狙う範囲と業種を見直す
半年ほど続けても数字が横ばいなら、方向を見直す時期です。考えられるのは、狙う範囲が広すぎるか、地図検索が効きにくい業種かのどちらかです。
お客さまが店に来ることを前提としない事業では、地図検索の効果は限られます。その場合は、通常の検索での対策に時間を移すほうが現実的です。プロフィールは残したまま、更新の頻度だけ落とす形でも構いません。
MEOの順位に関するよくある質問
順位を測るツールは、契約したほうがいいですか
最初は、表計算ソフトでの記録で十分です。決めた地点まで出向いて、週に1回調べるだけでも推移は追えます。
地点を細かく分けて測りたい場合や、店舗が複数ある場合は、位置を指定して測れるツールが便利です。ただ、ツールの順位も1つの地点から見た数字にすぎません。契約する前に、数か月は手作業で記録してみてください。
位置情報をオフにすれば、全国共通の順位が見られますか
見られません。現在地を共有していない場合でも、Googleは把握している位置の情報をもとに結果を出します。地図アプリでも検索でも、この仕組みは変わりません。
パソコンで検索した場合も、接続の情報などからおよその位置が使われます。全員に共通の順位というものは、そもそも存在しません。比べるなら、地点と条件をそろえた記録同士で比べてください。
口コミを増やせば、順位は上がりますか
関係はあります。公式ヘルプは、口コミが多く評価の高いビジネスはローカル検索の順位が高くなると説明しています。
ただし、口コミは知名度の材料の1つで、距離や関連性の不足を補えるとは限りません。数を増やそうとして、特典と引き換えに頼むのは禁止です。利用した人に自然に頼み続けることが、結果として順位にもつながります。
店名に地名や業種を入れてもいいですか
看板などで実際に使っている名前でなければ、入れてはいけません。ガイドラインは、ビジネス名に不要な情報を含めることを禁じています。看板と同じ名前で登録するのが基本です。
含めると、プロフィールが停止される場合があります。地名や業種は、住所やカテゴリの欄で伝える情報です。順位のために名前を変えるより、ほかの項目を正確に埋めるほうが安全です。
検索に使われた言葉は、どこで確かめられますか
Googleビジネスプロフィールのパフォーマンスの画面で確かめられます。ビジネスの検索に使われた言葉が、一覧で表示される画面です。
この数字は毎月の初めに更新され、表示まで5日ほどかかることがあります。想定外の言葉で見つかっているなら、説明やサービスの項目を足す余地があります。月に1度、目を通す習慣を付けてください。
まとめ
MEOの順位は、検索する人の場所で変わります。1つの数字として存在しないため、まずは測る地点と時間を固定してください。
手を出せるのは関連性と知名度の2つで、距離は変えられません。順位を保証する提案は、測る地点と言葉を確かめてから判断します。成果は、順位よりルート検索や通話の数で見てください。
まずはパフォーマンスの画面を開き、閲覧数とルート検索の数を確かめてください。