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オウンドメディアのSEO|50記事の前に、書ける本数を決める

オウンドメディアのSEO|50記事の前に、書ける本数を決める

「オウンドメディアを始めたい。でも50記事も書けるだろうか?」と迷っていませんか?

目安の本数だけが独り歩きしているため、始める前から気が重くなってしまうのも無理はありません。

この記事では、50記事という目安の意味、時間の測り方、続けられる本数の決め方を解説します。

自社で記事を書こうとしている方が、無理なく続けられる形を始める前に決められるようになります。

オウンドメディアは、自社サイトに記事を積む場所

オウンドメディアは特別な仕組みではなく自社サイトの中に記事を積んでいく場所で、必要なのは記事を置く場所と書く時間の2つだけであり、別のドメインに分けるのは理由がある場合に限ることを示した図
必要なのは、置く場所と書く時間

オウンドメディアというと、特別な仕組みが要ると思われることが少なくありません。実際には、自社サイトの中に記事を積んでいけば足ります。

「構築する」という言い方をされると大掛かりに聞こえますが、やることは記事を書いて公開することです。必要なのは、記事を置く場所と、書く時間の2つだけです。仕組みを検討する前に、まず1本書いてみるほうが早く進みます。

WordPressなら、投稿の機能で足りる

WordPressで作ったサイトなら、投稿の機能がそのまま使えます。新しいシステムを入れる必要はありません。

カテゴリで記事を分けておけば、読む人も目的の記事を探しやすくなります。当サイトも、記事をSEO、ホームページ制作、AI、比較、地域の5つのカテゴリに分けて置いています。最初から細かく分けすぎず、3つから5つ程度で始めるのが、整理しやすい形です。

自社サイトの中に置くか、分けるか

本体のサイトの中に置くか、別のドメインで分けるかを最初に決めます。中に置く場合、URLは「自社ドメイン/blog/」のような形です。

中に置けば、管理画面は1つのままで、デザインもそろいます。分ける理由があるのは、本体とまったく違う読者に向ける場合や、更新する人が別の場合です。分ける理由がなければ、中に置くのが基本です。

あとから移すと手間がかかる

置き場所は、あとから変えることも可能です。ただし、移すときは古いURLから新しいURLへの転送を長く保つ必要があります。

Googleのサイト移転の案内では、転送は一般的に1年以上保つよう勧めています。最初に決めておけば、こうした手間はかかりません。移している間は、検索での表示が揺れることもあります。迷ったら、分けずに中に置くほうを選んでください。

オウンドメディアの「50記事」という目安の意味

50記事という数字にGoogleの公式の基準はなく、扱う範囲を絞れば少ない本数でも形になり、本数を追って検索のためだけの記事を増やすとかえって評価を損ねるおそれがあることを示した図
本数より、範囲の絞り方で決まる

「50記事から成果が出る」という説明をよく見かけます。ただし、この数字に公式の基準があるわけではありません。

1つの分野の記事がまとまってあると、その分野を扱うサイトだと伝わりやすくなります。その目安として、50という数字が使われているにすぎません。必要な本数は、扱う範囲の広さで変わります。まずは、自社が扱う範囲を言葉にしてみてください。

本数に、公式の基準はない

Googleの役立つコンテンツの案内には、確かめるための質問が並んでいます。検索エンジンを第一に考えていないかを問うものです。その1つが、さまざまなトピックで多くのコンテンツを作っていないかという問いです。

どれかが上位に出ることを期待して数を増やす作り方は、見直すべき兆しとされています。本数そのものを目標にすると、この形に近づきがちです。読む人の役に立つかを、本数より先に考えてください。

範囲を絞れば、少ない本数で形になる

「SEO全般」を扱うなら、100本あっても足りないほど範囲が広くなります。「地域の工務店のための集客」のように範囲を絞れば、少ない本数でも形になります。

本数を目標にする前に、どこまでの範囲を扱うのかを決めてください。範囲が決まれば、書くべき記事の一覧も見えてきます。その一覧の本数が、自社にとっての目安です。

数を追うと、検索のための記事が増える

本数を目標にすると、埋めるための記事が増えがちです。検索されていない言葉で書いた記事や、内容の薄い記事です。

順位の操作を目的に価値の低いページを大量に作ることは、スパムとして禁じられています。自動化で量産すれば、この方針に触れるおそれもあります。数を守るより、質を保てる本数で続けてください。1本ずつ、読む人の疑問に答えているかを確かめてください。

記事1本にかかる時間を、先に測る

記事1本を書く作業を、調べて構成を作る、書く、確かめて公開するという3つの工程に分け、それぞれにかかった時間を記録してから、月に書ける本数を決めることを示した図
工程ごとに、かかった時間を残す

本数を決める前に、1本にどれだけかかるかを知る必要があります。ここを測らずに計画を立てると、途中で必ず無理が出るものです。

作業は、調べて構成を作る、書く、確かめて公開するの3つに分けると測りやすくなります。工程ごとに時間を残しておくと、どこで時間を使っているかも見えてきます。最初の数本は、時間を計りながら書いてください。

当サイトで測ったときは、記事1本に7時間かかりました。競合の調査に1時間、構成に1時間、執筆に3時間、図解に2時間という内訳です。思っていたより、図解に時間を取られていました。

調べて、構成を作る

狙う言葉で実際に検索し、上位の記事の構成を見ます。何が書かれていて、何が足りないかを確かめる工程です。

そのうえで、見出しの構成を作ります。この段階で、各見出しに何を書くかをメモしておくと、書く段階で手が止まりません。この工程を省くと、書き終えてから上位と同じ内容だったと気づくことになります。上位の記事を読むときは、見出しだけでなく、答えている疑問を書き出すのがこつです。

書く

構成に沿って書きます。速く書くコツは、書きながら調べ直さないことです。書く前に、伝えたい結論を1行で書いておくと迷いません。

書いている途中で事実を確かめ始めると、そのたびに手が止まります。必要な情報は、調べる段階ですべて手元に集めておいてください。書きながら構成を変えたくなったら、いったん構成に戻るほうが結果として早く終わります。

確かめて、公開する

公開する前に、タイトル、説明文、見出しの順番、内部リンクを確かめます。ここを省くと、あとで直す手間が増えます。

図解を入れるなら、その作成の時間も別に見込んでください。当サイトでは、文の長さや見出しの決まりを、公開の前に仕組みで確かめています。確かめる項目を一覧にしておくと、毎回の抜けを防げます。公開したあとも、数日たってから読み直すと見落としに気づきやすいものです。

オウンドメディアで続けられる本数の決め方

週に記事に使える時間と1本にかかる時間から月に書ける本数を逆算し、月1本でも1年で12本になること、本数を決めずに始めると忙しい月に止まりやすいことを示した図
意欲ではなく、時間から逆算する

1本にかかる時間が分かれば、月に書ける本数は自然に決まります。意欲ではなく、時間から逆算してください。1本にかかる時間は、慣れるほど短くなります。

多めに見積もると、忙しい月に崩れます。確実に取れる時間だけで計算するのが、続けるための条件です。決めた本数は、少なくても守ることを優先してください。計画は、最初の数本を書き終えてから見直して構いません。

週に使える時間から逆算する

たとえば1本に6時間かかり、週に3時間を使えるなら、月に2本が目安です。週に1時間半なら、月1本になります。

注意したいのは、使える時間を多めに見積もらないことです。実際には、ほかの仕事が入ります。まとまった時間が取れないなら、調べる日、書く日、確かめる日と工程で分ける方法もあります。1か月の予定を立てるときに、記事の時間を先に押さえるのも有効です。

月1本でも、1年で12本になる

月1本は少なく感じますが、1年続ければ12本です。3年続ければ、36本に届く計算です。

月4本を3か月で止めるより、月1本を3年続けたほうが本数も多く、書き方も身につきます。書き続けるほど構成の作り方が固まり、1本にかかる時間も縮んでいきます。止まった記事の集まりは、そこで成長が終わるものです。大事なのは、間を空けずに続けることです。

本数を決めずに始めると、止まる

「できるだけ多く」で始めると、忙しい月に書けなくなり、そのまま止まりがちです。目標があいまいだと、書かなかったことにも気づきません。気づいたときには、数か月たっていることも珍しくありません。

先に本数を決めておけば、その分だけは時間を取ろうとするものです。数字で決めておくと、届かなかった月がすぐに分かります。少なくても、決めた本数を守るほうが長く続きます。

オウンドメディアが止まったときの立て直し方

オウンドメディアの更新が止まったら、本数を減らして再開する、新しく書く代わりに既存の記事を書き直す、工程の一部を外に頼むという3つの方法で立て直すことを示した図
止めたままにせず、形を変えて続ける

本数を決めても、止まることはあります。止まったまま放っておくより、形を変えて続けるほうが記事は育ちます。

立て直す方法は、本数を減らす、書き直しに切り替える、外に頼むの3つです。どれを選ぶかは、止まった理由で決まります。時間が足りないのか、書く題材が尽きたのかを、まず見極めてください。どの方法でも、まずは1本を公開することが再開の合図になります。

本数を減らして再開する

月4本が無理だったなら、月1本に落とします。目標を下げるのは失敗ではなく、続けるための調整です。月1本なら、忙しい月でも時間を取りやすくなります。

減らしたことで再開できるなら、そのほうが結果は出ます。再開するときは、次に書く記事の狙う言葉まで決めておいてください。白紙から始めると、また止まりやすくなります。書く題材を3つほど控えておくと、次の月も迷わずに済みます。

既存の記事の書き直しに切り替える

新しく書く余力がないなら、すでにある記事を直します。新しく書くより短い時間で済み、順位が動く余地もあります。

対象は、Search Consoleで表示回数があるのに、クリックが少ない記事です。検索での順位が2ページ目あたりの記事も、候補になります。直す前に、どの言葉で表示されているかを確かめてください。

外に頼む範囲を決める

すべてを外に任せると、費用はかさみがちです。工程を分けて、一部だけを頼む形もあります。

調べて構成を作るところだけを頼み、書くのは社内で行う形もあります。業界の知識が入った記事を、少ない費用で作れるのが利点です。逆に、原稿は社内で用意し、仕上げを任せる分け方もあります。どの形でも、題材を出すのは自社という点は変わりません。

オウンドメディアのSEOに関するよくある質問

何本くらいで、成果が出始めますか

決まった本数はありません。扱う範囲の広さや、狙う言葉の競合の強さで変わります。競合の強い言葉ほど、時間がかかるのが普通です。

Googleは、変更の効果を確かめるには数週間待つよう勧めています。記事を積み上げる場合は、数か月単位で表示回数の推移を見てください。本数より、表示されている言葉が増えているかが手がかりです。表示回数が少しずつ増えていれば、方向は合っています。

記事は何文字くらい書けばいいですか

Googleは、優先する文字数は存在しないと明言しています。文字数を目標にして書くことは、見直すべき兆しの1つに挙げられています。

必要な長さは、検索した人の疑問に答えきるのに要る分です。短く答えられる言葉なら、短くて構いません。文字数を埋めるために話を広げると、かえって読みにくくなります。見出しごとに、伝えることが足りているかで判断してください。

AIで記事を書いてもいいですか

Googleは、制作の方法ではなく、内容の品質を評価すると説明しています。AIを使うこと自体が禁止されているわけではありません。

ただし、順位の操作を目的に、価値の低い記事を大量に作るのはスパムに関するポリシーに反します。AIを使う場合も、事実の確認と、自社ならではの経験を加えることが欠かせません。公開の判断は、人が行ってください。

すべて外注しても、成果は出ますか

出ることもありますが、自社の経験や事例が入らない記事は、ほかの記事との差が出にくくなります。外注先が書けるのは、調べれば分かる範囲です。

お客さまからよく受ける質問や、実際の対応の流れは、自社にしか書けません。外注する場合も、題材と事実の確認は自社で持ってください。任せる範囲を決めてから依頼すると、費用も読みやすくなります。

更新が止まった記事は、消したほうがいいですか

内容が正しいなら、消す必要はありません。更新が止まっていても、検索から読まれ続けることがあります。

注意したいのは、仕様や制度が変わり、内容が古くなった記事です。誤った情報を載せたままにすると、読む人の信頼を損ねます。年に1度は、古くなった記述がないかを確かめてください。直すときは、URLを変えずに中身だけを更新します。消す場合は、似た記事への転送も考えてください。

まとめ

50記事という目安に、公式の基準はありません。必要な本数は、扱う範囲の広さで変わります。

本数を決める前に、1本にかかる時間を測り、週に使える時間から逆算してください。月1本でも、続ければ1年で12本になります。止まったときは、形を変えて続けることを選んでください。

まずは1本書いて、工程ごとにかかった時間を記録してください。

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