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SEO対策を自分でやる手順|内製できる範囲と、続かなくなる原因

SEO対策を自分でやる手順|内製できる範囲と、続かなくなる原因

SEO対策を自分でやる方法を調べると、内部対策・コンテンツ・外部対策の3種類に分けた解説が並んでいます。手順は分かるものの、実際に続かない理由には触れられていません

この記事では、自分でできる範囲と外注する範囲を分けたうえで、記事1本にかかる時間を実測で示します。続かなくなる3つの原因も扱います。

自分でできる範囲と、できない範囲

SEO対策で自分でできる範囲と外注を検討する範囲を2列で比較した図。自分でできるのは記事を書く、既存記事の点検、順位の記録で、外注はサイトの設計、表示速度の改修、構造化データ。左に必要なのは知識より書く時間であることを示している
サーバーやテーマに触れるかどうかが境目

分け方の基準は、サーバーやテーマの設定に触れるかどうかです。文章を書く作業は自社のほうが速く、正確になります。商品も客も、一番知っているのは自社だからです

知識より時間が要る

記事を書く作業に、特別な知識はほとんど要りません。必要なのは、狙う言葉を決めて、上位10件を読んで、自社の答えを書く。この繰り返しです。

難しいのは知識ではなく継続です。1本目は書けても、3本目で止まる。止まる原因は、時間の見積もりを立てていないことにあります。

当サイトも記事0本から始めています。最初に決めたのは本数ではなく、1本にかける時間の上限でした。上限を超えたら公開して次へ進む、という進め方にしています。

外注すべき技術面

サイト全体の設計、表示速度の改修、構造化データの実装。ここはテーマやサーバーの構成に踏み込むため、設定を1つ間違えるとインデックスから外れることもあります

触ったことがないなら依頼したほうが安全です。一度整えれば毎月やる作業ではないので、スポットで頼めば費用も抑えられます。

最初にやること|既存ページの点検

SEO対策で最初に点検する3つを示した図。タイトルと見出しに狙う語が入っているか、結論が見出しの直後にあるか、インデックスされて検索に載っているかを確認する
3つとも、Search Consoleで確認できる

新しい記事を書く前に、いまあるページを点検してください。すでにアクセスのあるページを直すほうが、成果が早く出ます。ゼロから書くより時間もかかりません。

タイトルと見出し

狙う言葉がタイトルに入っているかを確認します。入っていないなら、前方に入れてください。見出しにも自然な形で含めます。

ただし詰め込みは逆効果です。同じ語を何度も入れた不自然な文章は、読者にも伝わりません。1つの見出しに1回で足ります。

結論の位置

各見出しの直後1〜2文で、その見出しの答えを言い切ってください。前置きから入る書き方だと、読者もAIも答えを見つけられません。

「まずは前提から確認しましょう」という書き出しを削り、答えを先に書いて理由を後ろに回す。この並べ替えだけで、既存記事の多くは改善できます

インデックス状況

そもそも検索に載っているかを確認します。Search Consoleでページを検索すると、登録されているかが分かります。載っていないページは、順位以前の問題です

記事を書く手順

SEO記事を書く4つの手順を示した図。キーワードを決める、検索意図を調べる、構成を作る、書くの順で進み、検索意図を調べる工程を飛ばすと書き直しになることを表している
手順を飛ばすほど、あとで時間がかかる

手順は4つです。順番を守ってください。いきなり書き始めると、書き直しになります。書いてから構成を変えるのが、いちばん時間を無駄にします。

キーワードを決める

客が使う言葉を選びます。業界の専門用語ではなく、検討している人が実際に打ち込む語です。「地域名+業種」や「業種+費用」のような組み合わせが該当します。

判断に迷ったら、その語で検索してみてください。上位に同業他社が並ぶ語は、発注を検討する人が見ています。用語解説ばかりなら、勉強している人の語です。

検索意図を調べる

上位10件を実際に開いて読みます。見出しを書き出すと、どの記事も触れている論点が見えてきます。それが読者の求めている情報です。

同時に、どこも書いていない論点も見つかります。触れられていない論点こそ、自社の記事で差がつく場所です。全部をなぞると、後発なのに同じ記事ができあがります。

構成を作る

見出しを先に並べます。本文を書く前に、h2を4〜6個、その下にh3を並べる。構成の段階なら、順番を入れ替えるのに1分もかかりません

書く

各見出しの直後に結論を置き、理由を続けます。文字数は競合を見て決めますが、水増しはしないでください。読み飛ばされる段落が増えるだけです。

書く順番は、構成の上からでなくて構いません。書きやすい見出しから埋めるほうが手が止まりません。最後にリード文とまとめを書くと、記事全体の主張が固まった状態で書けます。

月にどれだけ時間がかかるか

時間を見積もらずに始めると、続きません。先に時間を決めて、そこに収まる本数にしてください

記事1本あたりの内訳

工程 時間 内容
競合調査 1時間 上位10件を読み、見出しを書き出す
構成の検討 1時間 h2とh3を並べ、差別化の軸を決める
本文の執筆 3時間 3,000〜4,000字
図解の作成 2時間 4枚

これは当サイトの記事1本にかかった時間で、2026年8月時点の5本分の実測です。合計7時間になります。図解を入れないなら5時間まで下がります。

続けられる本数の決め方

月に確保できる時間を、7時間で割ってください。14時間なら月2本、7時間なら月1本です。本数を先に決めてから時間を探すと、必ず破綻します

週に1時間しか取れないなら、月1本でも構いません。年12本の記事が積み上がれば、何もしないより確実に前に進みます。

本数より、間隔を空けないことのほうが効きます。3か月止まると、書き方の勘も検索の傾向も忘れます。少なくても毎月続けるほうが、まとめて書くより負担は軽い。

続かなくなる3つの原因

SEO対策が続かなくなる3つの原因を示した図。一度に多く始めると最初の1か月で息切れする、効果を毎日見ると動かない数字に疲れる、完璧に書こうとすると1本に10時間かかることを表している
3つとも、始める前に避けられる

挫折する理由は、知識不足ではありません。始め方の設計を、最初に間違えていることがほとんどです。3つとも、始める前に避けられます。

一度に多く始める

最初の意気込みで月8本と決めると、1か月で止まります。最初の月にできた本数は、平常時の2倍だと考えてください

月4本書けた月の翌月は、月2本が現実的な水準です。少なく始めて、余裕があれば増やすほうが続きます。

効果を毎日見る

順位は毎日変動します。公開直後は特に不安定で、上下を見ていると気持ちが持ちません。毎日開く必要はなく、確認は月に1回で足ります

見るのは順位ではなく、表示回数と流入の傾向にしてください。3か月で順位の動き、6か月で流入の変化を見るのが目安です。

記録はスプレッドシートで足ります。日付、確認した語、順位、表示回数の4列を月1回埋めるだけで、変化が見えるようになります。

完璧に書こうとする

1本に10時間かけると、月2本で20時間になります。本業を持ちながらは続きません。7割の完成度で公開し、後から直すほうが早く進みます

公開してからでないと、反応も順位も分かりません。直す前提で出すのが、結果的にいちばん精度が上がります。

よくある質問

本やツールは必要ですか。
最初は要りません。Search Consoleだけで足ります。有料ツールを検討するのは、月2本を半年続けてからで十分です

AIに書かせてもいいですか。
下書きや構成案には使えます。ただし調べた情報をまとめただけの記事は差がつきません。自社で試したことや案件で起きたことは、自分で書く必要があります

被リンクは自分で増やせますか。
購入は避けてください。スパムポリシー違反にあたり、サイト全体の評価が下がります。取引先や業界団体からの自然なリンクを積む以外に、安全な方法はありません。

まとめ

SEO対策のうち、記事を書く作業と既存記事の点検は自分でできます。サイトの設計や表示速度の改修は外注してください。

記事1本には7時間かかります。月に確保できる時間を7で割った数が、続けられる本数です

続かなくなるのは知識不足ではなく、設計の問題です。少なく始めて、月1回だけ確認し、7割で公開する。まず既存ページのタイトルを1つ見直すところから始まります。

この記事を書いた人

高崎

インフォサクセス 代表 / Webディレクター

SEO実務歴16年、ライティング歴15年、Web制作歴12年。SEO検定1級。名古屋を拠点に、ホームページ制作からSEO、AI検索対策までを一貫して担当しています。

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